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「カラ松兄さんまたそのスボン!?」
カラ松兄さんが履いているのはお気に入り?らしいキラキラのスボン。
「かっこいいだろ?」
「……。」
「え?無視?」
突っ込むのも面倒になるくらい痛い。
のに、愛おしい。
「もーカラ松兄さんったら。帰りに僕がスボン買ってあげる!かっこいいやつね!」
「いや、これも充分かっこい「はいはい。魚逃げちゃうよ?」」
なんてかかってもいない竿に兄さんの視線を向ける。
またどーせ手紙でしょ?
「…フッ…。」
「……釣れてないなら正直にいいなよ!もー。」
ほんとカラ松兄さんといると飽きないなぁ〜。
「いや、魚に愛を(((ry「もういいよ!」」
手紙じゃ釣れないのに。
ほんとカラ松兄さんってば。
笑いたい衝動を押さえ込んでツッコミをする。
「そういえばカラ松兄さん、その手紙毎回何が書いてあるの?」
「え?」
僕は気になっていた。手紙じゃ魚は釣れないけど、いつも同じような封筒に入れてきている。
1回1回書いてるのかな?水に濡れちゃうし。
「それ、見ていい?」
カラ松兄さんの近くへ行って竿を握る。
添えられているカラ松兄さんの手も自然に掴んだ僕。
あ、カラ松兄さんの手。
そんな事にも僕は嬉しくなる。
「と、トド松!!」
「え?」
次の瞬間、頭から雪を被ったような寒さに僕は驚く暇もなく。
ただ、カラ松兄さんの声だけが聞こえた気がした。
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