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テンション上がりまくり
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「どっちもたべていい?」
「いいっつってる」
「ありがとう!」
プリンとティラミスを両方箱から出す。ヨシが準備してくれたお皿に移した。
最後に残ったショートケーキもお皿に用意して、タツの座っている席の前に置いた。
「さんきゅ」
軽く言われた感謝の言葉だけど、めちゃくちゃ嬉しい。感謝されることなんて滅多にない。
俺は素早くタツの隣の席を陣取って、座る。
ニコニコしながらタツを見ていたら、なんだよ、と眉間にシワを寄せられた。
確かに今の俺ってかなりキモイかもしれない。ちょっと自分でも引くレベルだが、今は嬉しくてしょうがないから良しとする。
「ミネってタツ兄のことほんと好きだね」
と、ヨシにも言われる始末。
俺はコップにりんごジュースを注ぐ。
きっちり3つおそろいのコップがあったからそれにした。ミネが黄色、俺が赤、タツが青だ。
「信号機みたいだね!」
「アホだな」
タツに視線を向けると、冷たくそう言われた。テンションの上がっている俺はどうしようもない。
そんなやり取りを見て、ふっ、とヨシが笑った。
「いただきまーす」
ジュースもケーキも揃ったところで、食べ始めた。
プリンもティラミスもどっちも美味しい。タツが選んでくれたって言うのもあって、いつも食べるより100倍美味しい。
しばらく経たずに、ヨシがトイレに行ってしまった。しばらくの間タツとリビングで二人きりになる。
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