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友達
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次の日、いつも通りに学校の裏口から学校に入る。
いつもと変わらない日常。
教室の隅で授業を受けるのもいつもと変わらない。
変わるなら学校案内があることくらいだ。
あの3人が僕を学校案内へ指名した。だから僕は、転校生である空野さんの学校案内をする。
でも、昨日は全然出来なかった。
僕があの3人を見て体が震えたのが原因で、僕は屋上に案内してそこで僕の昔のことを話しただけ。
学校案内って思っただけで昨日のことが出てくる。
案内は出来ていなかった。
空野さんに出来ていたと言われても僕はそう思っている。
「おはよ。」
教室の近くまで来ると後ろから聞き覚えのある…でも本当に慣れないどう接したらいいのか分からなくなる声。
このぶっきらぼうな声は空野さんだ。
「…おはようございます。」
後ろを振り向きそう口にしたあと僕は一礼した。
空野さんは眠そうな顔をしていて、何も言わず昨日と同じ席に座った。
やっぱり無理して僕に話しかけていたんだ。
それとも、眠たいだけ?
でも……無理して話されている方が僕は嫌だ。
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