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放課後の魔法
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授業中。
勉強が全然頭に入らない。
徹夜のせいだろう。
「?」
向こうの校舎の廊下。
あそこは人影が少ない。
(誰かいる・・・熊本?)
あの茶色い髪の毛は、熊本に違いない。
もう一人女生徒がいる。
(告白か・・・。)
「!!」
女生徒の方から熊本にキスをした。
「く、くま・・・もと・・・。」
放課後ーーーーー
眠い。
早く家に帰りたい。
授業中、熊本に夢中になっていたせいで教師に見つかり、手伝いをされた。
隣の教室の掃除まで頼まれる始末。
黒板を拭き終わり、荷物を持つ。
ふいに熊本の席を見る。
授業中の悲劇を思い出す。
熊本の席を触る。
ここで勉強して、ここで喋って、ここに座る。
「熊本・・・。」
座ってみる。
(熊本の匂い・・・。)
「ふわぁっ・・・。」
眠くなりそのまま意識を飛ばした。
ーーーーー
『・・・い。』
『・・もい。』
「桃井。」
「・・・?」
(熊本?)
「そこ、俺の席。」
ガタッと揺れる。
(そのまま寝ていた・・・?)
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