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Act.7 ミスコン
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「うおっほ。可愛い。何年の誰?」
うおっほって……ここには動物園でしょういあ、そして僕はれっきとした男ですが。
「ねえ、君さ学際のミスコンに出るんだよねえ?」
「遠山、そいつ男だけど」
そうです、翔太さん言ってやってください。
「んー、男でもこいつならいけそう」
そこの遠山さんというお方、コメント間違っていますよ。
「ダメだよ」あ、翔太さんがまともなコメントを。
「……俺だってまだヤらせてもらってないから、遠山はその後ね」
やっぱりまともじゃありません。それとも僕の感覚がおかしいのでしょうか?もう迷子です。頼むから誰か教えてください。
僕の頭の中は「貞操の危機」って言葉で、いっぱいです。
男の子として産んでくれたお母さん、ごめんなさい。僕は多分間違った道を邁進しているようです。
「なあ、ちょこっと見せてくれない?」
ふーっ、ふーっと鼻息の荒いゴリラのような人が近づいてきます。
壁に押し付けられてスカートの下から手が入ってきました。
脚をつつっと、撫でられ「んっ」と声が出てしまいました。
「え、本当に男か?」
ばっとスカート捲られました。
「あ、本当だ。男か…惜しいなあ」
「遠山っ!俺が先だって言ったろ」
えっと、先とか後とかありませんが。これはどういう状況でしょう?
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