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Act.10 エントランス
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ドアを開けると同時にエントランスに押し倒されました。
「こ、ここ、玄関ですよ」
「知ってるよ。俺ん家だもん。見てみたいって言った将生でしょへう、案内するよ」
案内っていきなり玄関の床にですか?ここでいきなり……?
それで香月さんの優しいキスで驚きも溶けて無くなりました。
「そんな気持ちよさそうな顔するとこのままここで挿れちゃうよ」
いえ無理です、あれだけの玩具でイタズラされてフラフラですさ。
さっき現場でプロポーズされました。さんざんな目にあって、呆けてしまっていたら香月さんが軽く頬にキスしてきました。
……今その時の会話を思いだしてみます。
「本当に結婚してくれるよね、俺は真剣なんだけれど」
「え、ええっ?僕はまだ二十歳です。結婚とかそんな早すぎます」
いやいや、冷静になろう自分、否定するのはそこじゃなくて、結婚ってところのはず。
「取り敢えずお試しで、同棲からスタートかな」
鼻歌を歌ってますけど……まだ何も返事はしていません。
「一緒に住むって……」
「ああ、そうか。家来てみて。ちゃんと案内しなくちゃね。」
……確かこの流れで、今ここですが……。
僕が部屋を見たいって言ったのは、どのあたりのことでしょう。反芻してみても無いですね。やっぱり香月さん自己完結してます。
「んー?ここでも良いけど…入り口でつまづいてたら部屋回れないね。んじゃ後にしようね」
後に?……後って…またまたヤるのでしょうか。
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