アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
Act.10 キッチン
-
「そろそろお腹すいた?あれだけ体力使ったしね」
ええ、その体力使わせたのは紛れもなく香月さんですが。
「将生、何食べたい?結構料理できるんだよ」
「えっと、簡単なもので良いです」
あれ?何、普通に答えてしまってるんだろ。そろそろ帰りますが正しい答えでしょう。
「クリーム系のパスタとトマト系のパスタどっちがいい?」
「あ、じゃあクリーム系でお願いします」
違う、違う!断れ自分、ああもう駄目です。
……あの笑顔。
もう負けです。認めます。僕は一生この人について行きます。
ごめんなさい。お母さん、お父さん。あなたの息子は戻り道の無い森に迷い込んでしまいました。
手際よく料理する香月さんはカフェエプロンをつけていてカッコいいと言ったら無い。キッチンが似合うのはスタイリッシュな男性でしょう。
翔太さんが惚れるのも……いやいや解っちゃまずいでしょう。あの人ストーカーですよね。
ん、あれ?これって僕が敵意の対象になるフラグなのでしょうか。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
66 / 120