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「あ、あぁ……っ!」
挿入で、やっと触れられる最奥部。
そこを擦られて全身を突き抜ける快感に、悟はレナードの肩へ爪を立てる。熟した果実のように柔らかい内壁は、すぐにレナードの形に変えて、きゅんとレナードを歓迎した。
すると、レナードの腕が悟の腰へ回って。悟も密着させようと、レナードの首に腕を回して、腰に脚を絡める。それから、レナードの首筋へ顔を埋めると、甘い甘いフェロモンが強く香ってくる。
全部トロトロに蕩けて、おかしくなってしまいそう。
「サトル、このまましっかり掴まっておけよ」
「あっ……、ん! や……落ちるっ」
突然、身体が浮く。自重で結合が深くなり、悟はぎゅうっとレナードを抱き締めた。
その素直な反応が可愛くて、レナードはそっと微笑む。なんだろう、この撫で回してやりたい気持ちは。でも、少し苛めたくなって身体を揺さぶると、
「いや、ぁ……レナード様……」
震える声で鳴き、抵抗の意なのか目の前にあるレナードの首をカプリと甘噛みする。
そういう行動に、はいはい、とレナードは背中を叩いて、壊れ物を扱うように悟の身体を机の上に乗せて。乱れた前髪を掻き上げて、まだ脱いでいなかったシャツの釦を外していく。
「サトル」
「ん……」
そして、外し終わって脱ぎ捨てると、悟の肌と合わせた。
ちゅ、ちゅ、と砂糖たっぷりの甘いキスが繰り返されて。レナードに体重を押しつけられ、ぴったり重なる肌。それが心地良くて、悟はレナードの腰に絡みついている脚を引き寄せると、自然と奥深く繋がる。
「んん、はあ……っ」
何度キスしても、飽き足りない。淫らに舌を絡めて、唇が痺れるくらいに触れ合って。ようやく唇が離れたかと思うと、唇同士が銀糸で繋がって、またしたくなる。
ぷつ、と銀糸が切れて、レナードが悟の頬を愛しそうに撫でた。
「レナード様、項を……番の証を触って」
その手を上から重ねて項へ持っていくと、レナードは先程と同じ優しさで項を撫でてくれる。
「ん……ぁっ……」
「気持ちいいか?」
悟は、その問いにコクコクと頷く。すると、レナードが唇を近づけてきて。
「俺をもっと欲しがってくれ、サトル」
「ん、う……レナード様……」
顔を横に逸らせば、そっと耳で囁かれてそのまま項へ顔を埋められた。そして、唇を使って噛み跡を愛撫される。
肌を吸われたり、舌で舐められたり。愛撫されることによって、悟の項は熱くなり、フェロモンが分泌されていくような気がした。
「他の男など許さない……!」
「あ……!?」
頭がぼんやりして、項にすべてを集中させていたせいか、すっかり繋がっていたことを忘れていたようだ。ゆっくり腰を引かれては、ずんと奥を穿たれ身体全体に強い電流が走った。
とてつもない快楽の渦に目の前に星が散り、悟は背中を弓なりに反らせる。そうして抽迭が始まれば、結合部からの粘着質な水音と肌のぶつかる音がやけに響いて。
「あ、あっ……レナード様、ぁ……レナード様っ」
悟は、その中で喘ぎ混じりにレナードの名を何度も呼んだ。
「そうだ、サトル。俺だけ感じればいい、俺だけ受け入れればいい」
腰をグラインドさせて前立腺を擦り、奥を割り開く感覚に目尻が赤くなる。気持ち良さで襞が蠢動し、むっちりとしゃぶりつくと、レナードのペニスが大きくなるのがよくわかった。
それで、お互いにイきそうなのだと理解すれば、言葉も交わさずにすべてをセックスへ集中させた。レナードから動物のようにガンガン突かれて悟は苦しかったが、濡れた視界の中で見える眉根を寄せたレナードの表情が気持ち良さそうで、苦しさより嬉しさが増していく。
「あ、あ……っ、ああーっ」
「サトル……!」
そして、レナードのペースで揺さぶられるまま、悟は達してしまった。その絶頂の締めつけに、レナードも欲望を吐き出して。
コンドーム越しに感じるレナードの脈動と熱に、悟はうっとりと身体を震わせた。
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