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スーツ姿の彼(4)
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「な、え…ええ!?」
ベッドから上体を起こし、薄手の掛け布団を自分の方に引き寄せて、隅に逃げる。
状況が全く理解できない。
昨日会社で飲みに行って…それから…それから…
「昨日、深町が酔いつぶれてたから泊めたんだよ」
「なんで?」と言いたかったのを悟ってくれたらしい。
「じゃあ俺の家でいいじゃないですか…」
「爆睡してて鍵がどこかわかんなかったから」
また声が漏れていたようだ。
「酔いつぶれた」という言葉の通り、記憶がない。
少し気持ち悪い。頭もくらくらする。
「食欲は?」
「ないです…」
「気持ち悪さは?」
「あります…」
二日酔い、というやつだろう。
酒は弱いのだ。
「よし、楽にしてやる」
そう言われて連れてこられたのはトイレ。
え?目の前で用を足せ…と…?
すると彼は、きょとんとしている俺をしゃがませ、便器に手を付けさせたかと思うと
「う…」
口に何かが入ってきた。
これは…指?
それを喉の奥まで突っ込まれて、
「あ…う゛ぅ゛…」
吐いた。
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