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要の家
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「へー、ここが要の家か…」
要の家は白い壁で1部下に煉瓦が埋め込んである一軒家だった。
七海はふと懐かしい気持ちになった。
(そういえば両親が他界するまで一軒家に住んでたっけな…)
自分の手に目を落としぐっと握ってみる。
暖かかった手の温もりなんてもうとっくの昔に忘れてしまった。
「入っていいよ」
要の声でハッとなる。
「…あ、うん…おじゃま、します」
......................................................
「あれ…親御さんは?」
一軒家に住んでいるのだったら両親は他界していないだろうと思い、率直な質問を投げかけてみる。
「両親は海外出張、企業の社長やってる」
「へー、」
だからこんなに家でかいのかと思いながら、
室内を見渡してみる。
すると室内に壁で区切ってある一角を見つけた。
要がお茶を入れている隙にちらっと見てみる。
そこには室内に合わぬ日本的な茶色いものがあった。
「…仏、壇?誰のだろ…」
写真を見ようとして身体を傾ける
…が
「どうした?九ノ瀬」
要の声がして、身体をビクつかせる。
「!あ、いや、何でもない」
結局写真は見れなかった。
「…俺の部屋に行こう」
「う、うん」
そうだここは要の家、運よければ押し倒してヤれるかもしれないんだ。
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要の部屋は2階にあった。
TVとパソコンがあって、尚且整頓してあって、
高校性の部屋とは思えなかった。
「座布団ないからベッド座って」
要はベッドに座り自分の横をぼふぼふ叩いた。
「え、ベッド座っていいの?」
「うん」
チャンスとしか言いようのないこの展開…
呼んで振り向いた隙に押し倒そうと思い、試みることにした。
七海はベッドに座り、「要」と呼んだ。
そして振り向いた隙に押し倒…
「…え、?」
一瞬何が起きたのか分からなかった。
背中に伝わる布団の感触、
そして七海の視界には自分を見下ろす要の姿がハッキリと映し出されていた…
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