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焼きうどん
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「っ…どう、すれば…」
よくよく考えたら掻き出し方とかそういうのも分からない
自分では結構そういう知識は備わってると思ったのに、案外そうでもなかった。普通、内壁をすられたら痛みを感じるはずなのにそれさえも快感になっている。内壁に指が当たり、ぞわっとする。たまらなく気持ちいいのは確かだった。
七海はその場に座り込んだ。
(ちょっと、だけ…1回イけば多分良くなる、から)
恐る恐る要が見つけた自分のイイところに指を伸ばす。
その時、
「七海、」
と要が俺を呼ぶ声がした。
驚きに体が思わず跳ねる。
(タイミング悪すぎだろ…!)
「…七海、タオルと着替えここ置いとくから」
「…ぁ、っう…、ん」
(やばっ、!!変な声出た…)
「…七海?」
「あ、っいや…何でも、な、ぃ」
何でも無くないけど、悟られたくない。と言うか、
俺が自分で掻き出して感じてる事実、他の人には絶対にバレたくない。
頼むから悟らないで…
心の中でずっとそう叫んでいた。
「…もしかして」
要の詮索に身体をこわばらせる。
(頼むから当てないでア゙ア゙ア゙ア゙ア゙ー)
「…泣いてんの?」
は?
ナニヲイッテルノカナ、カナメクン?
(こんのっ…焦らせやがって)
泣いてねぇし、まぁ辛かったけども…
つーか何でそうなった!?
「違うけど…」
「なんだ、じゃあいいや」
脱衣所のドアを閉める音がする。
(案外深く探らずに去ってくんだな…あ、)
自分の刀身は今の気の抜けた会話で既に萎えていた。
......................................................
風呂から上がると要が食事を作っていた。
「もう少しで出来るから椅子座って待ってて」
「あ、うん…」
要の指したダイニングテーブルの椅子に腰掛ける。
家庭的な彼の姿はとても魅力的だった。
(やっぱり俺はこいつの事が…要のことが好きなのか?)
自分で少し考えてから、いや、それは違うと首を振る。
俺はコイツに強姦されたんだ。あんな痛い思いして好きになれるわけがない。
少し言い聞かせてるように自分でも感じられたが、そう思いたかった。
「はい、大層な物じゃないけど」
目の前にソースの匂いが香ばしい焼きうどんが置かれる。
「い、いただきます…」
そっと箸をつけ、麺を1本取り出し口へと運んだ。
「…うま」
自分がお腹減っていたのもあるだろうけど、ソースの加減と言い焼き加減といい、絶妙に美味しかった。
「…良かった」
要がふわっと微笑む。
その笑顔は、すごく綺麗で嬉しそうだったけども、昨日の夜のことがフラッシュバックする。
『俺の性奴隷になれ』
この笑顔があんなふうに豹変してしまうなんて考えたくなかった。
優しくしたり、冷たくしてきたり、よく分からない…
焼きうどんを口に頬張る。
彼の考えてることをもっと知りたいと思ってしまうのは、何でだろうか…
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