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俺の本職と爆絶トークチャラ茶髪ピアスくんと
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朝の8時15分
「ふぁあぁ…」
大きく伸びをしながらあくびをする。
(ねむ…)
昨日の帰りがいつもより割と早かったとはいえ、
次の日が学校というのはやっぱり辛い。
というか、皆忘れかけてそうだけど俺の本職は学生。
裏でやってることは高校生…としては良くないけど。
ちなみに当の要は机に顔を伏せて寝ている。
日差しに照らされ、透き通るように赤くなった彼の髪はとても綺麗だった。
(つーかあいつ、一昨日俺にあんなことしたくせに学校では絡んでもこねーのかよ。。)
「いやいやいや…なんで、あいつに絡んでほしいみたいになってんの…そもそも出来れば絡みたくねーし…」
頬杖をつきながら、ボソボソと他人にはきこえない声で呟いた。
ドンッ!
不意に自分の背後からの衝撃に身体が揺れる。
「おわっ、、わりぃ!怪我ない?」
「あ、あぁ…」
ぶつかったやつはそのまま俺の前に来た。
(コイツ俺の2つ前の席のやつじゃん…
なんだっけ、名前。えーと、確か…)
そして、勝手に前の席に座る。
コジマテルユキ
「小嶌輝行!気軽に輝って呼んでー!
昨日めっちゃ女子に囲まれてた上、要に呼び出されてから超険しい顔してて話しかけづらくてさー笑
やっと話せるわー、九ノ瀬君何中?」
(爆絶トークチャラ茶髪ピアス…)
コミキタ
「古見北中ー、あと、呼び方七海でいいよ」
「おう!七海な!古見北かー、遠くね?」
「そうか?ふつーに電車で30分くらい」
「遠っ!俺なんてチャリで10分くらいだよ!!」
「いや、それは輝、が近すぎるだけだっつーの笑
てゆーことは輝は芝崎中?」
「そーそー、このクラスだと、三浦と翼と、
あとは要が同中。」
「ふーん…」
(ん、?要の家って芝中から遠くね?2駅くらい離れてるけど…)
「つーか、びっくりなんだよな、正直要が南芝来たの。
ココって中の中ど真ん中くらいじゃん?レベル的に。
あいつ中学の頃超荒れてたんだけど、頭はめっちゃ良くて常に学年5位以内。もっと上か、めっちゃ下の高校行くと思ってたのにさー。。女追ってきたとか??!???」
「まじで、アイツあの頭(赤髪)で頭いいのか。。
女追ってきたはねーだろ???」
「ま、なんで来たか俺は知らねーけどな」
キーンコーンカーンコーン────
「おらー、席つけー」
「げ、もう来たのかよバーコード…また後でなー」
そう言って彼は自席に戻った。
(チャラチャラしてる年中反抗期なやつかと思ったけど、
案外先生のいうことも聞くし、大人しいんだな…)
「…つーか要、なんで南芝来たんだ…?」
まぁ、、いずれか気にならなくならなくなるだろうし、
俺には関係ない話か…
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