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#2
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「リコ来るまで待とうかと思ったけど、先に始めちゃおっか」
「…ぅん」
「あー、ひっさびさに頭来た。ほら、早く腰上げて」
膝立ちになったエネに急かされ、のろのろと腰を上げる。
元々脱がせやすく作ってある服を雑に脱がすと、腰のあたりに冷たいものが掛けられた。
「じゃあ慣らすね。最初っから二本くらい大丈夫じゃないかな」
「へ、あ、それ、はぐっ、ふ、ぅうあぅ」
言葉通り何の躊躇も無く二本の指を突っ込んだリコが、後孔の中をグチグチと広げる。
「お、いけるじゃん。はい三本目ー」
「ひっ、ぐっ」
眼の裏がちかちかと点滅し、その奥に何かが突きだされる。
「…ほら、咥えて」
髪の毛が掴まれ、状況を理解する前に口に熱が突っ込まれた。
身体が機械的に反応し口をすぼめ、昂ぶりに唾液を絡ませる。
「…ん、そう。上手」
「ノイそれ好きだね。はい四本目」
「ぃおっ、ご、おご」
「…エネも、入れるの好き。動かすよ」
髪の毛が引っ張られ、中の物がより深く、大きく動く。
とにかく歯だけは立てないように必死で口を開いて、ノイの動きに合わせた。
「そりゃそうでしょ。
今まで入れられるばっかりだったし、入れる方がこんなに気持ち良いなんて思わなかったんだもん。ま、シセルのここが名器だって事もあるけどね、お、来た」
「あ、も、もう、始めて、る。うぅ、ずるい」
「だって頭来たんだもん。聞いてよリコ、シセルったらね、ノイの事ノイ、さん、とか呼んだんだよ?」
「…」
入って来た筈のリコは何の反応も無く、ただ足音だけが近づいてくる。
そして次の瞬間、予想よりはるかに近い位置から声が聞こえた。
「シセル。それ、は、駄目。痛い事、しなくちゃ、ね」
ぞくりと背筋が震えて、恐怖心が身体中から湧きだす。
純粋に、ただけた外れの腕力を持つノイよりも。
考えうる限りの最悪を、躊躇なくぶつけてくるエネよりも。
経験してきたことを仕掛けてくるリコが。
その扱いの酷さ故に、想像の及ばないことをしてくるリコが。
怒った時が、俺には何より恐かった。
「な、なにするん、ですか?…ぁ、ぁの、教えて、下さい」
「エネ」
「ん、何?ってかもう入れて良い?」
「あ、だ、駄目。二本、入れる」
その発言に、身体の中心から波打つように鳥肌が立つのを感じた。
「…どうするの?」
「ぇ、ぇとね、僕が、下から入れる、から、その上に、シセルが、ぇと、はいはいして、その上から、エネが入れる」
「あー、何となくわかった。リコが騎乗位で突っ込んでるところに、僕がねじ込んで押し倒せば良いって事でしょ?」
「あ、そう、そうっ」
我が意を得たりと、リコが分かりやすく喜ぶ。
「…僕は口に入れてて、良い?」
「い、良いよ、あ、で、でも、入れるまで、ちょっと、まって、て」
「…分かった」
ノイが少しだけ後ずさり、代わってリコが正面へと回り込んだ。
「ん、と、じゃあ、おいで」
「ぇ、ぁ、ぁの、お、れ、いくらでも、します、から、その、二本は、ぁの」
「…いい加減にして」
「あははっ、リコキレちゃった。僕しーらない」
すっと、笑顔が消えたリコに、冷や汗が噴き出した。
心臓は痛いほど鳴り響き、目の前の大きい瞳から視線を逸らすことが出来ない。
「次わがまま言ったらべろに穴開けるからね」
「ぁ、ぁと…は、い。すいま、せんでし、た」
何とかその一言だけ絞り出すと、自分より一回り小さい身体にまたがって、俺は慎重に腰を下ろしていった。
く、ぷ、ずぷずぷ。
「ん、ふ、ふぅ、ぅ、ん」
「ぁ、ぅぅ、ん、きも、ちい。はぁ、ん、しょと」
リコが入れたまま仰向けに寝そべって、気持ちよさそうに頬を緩める。
「エネ、入れて、良いよ」
「入るかなこれ」
既に一本昂ぶりが入っている後孔に、更にもう一つ質量を持った熱があてがわれた。
「んじゃ、行くねー…ん、あ、やっぱむず、ぅ、ん?お、来たかも」
ぐい、とエネが後孔を指で押し広げ、そして、ねじ込まれる。
みちみち…ぷつ、ず、ちっ
「ぃ、あっ、く、あ、ぇ、ぁ˝ぁ、ぁ˝、ぃ˝い˝あ」
「あはっ、切れちゃった。リコ、どうする?」
「動いて、良いよ」
「あは、ははっ、あーそだよねー、そのくらいしないと駄目だよ、ねっ、と」
のけ反っていた身体をエネに突き飛ばされ、リコに覆いかぶさる形になった。
そして休む間もなく、後孔に突き入れられている熱が、出来たばかりの傷口を抉る様に動き回る。
「あ˝っだっ、ぃぐっ、ぉ、ぁぐっ、い、だぃ、だぃっ、でず、がらっ」
掌が白くなるほどシーツを握っても、ごまかせる痛みでは無かった。
「シセル、シセル、こっち、向いて?…ぅん、そう、あの、ね。シセル、これ、は、お仕置き、だからね、シセルが、悪いの、分かる?」
かき混ぜられた感覚の中で、最早どう首を振ったのかは分からなかった。
ただ、リコが告げた内容で、良くない回答だったという事だけが、分かった。
「そっか、ぇと、じゃあね、エネ、もっと、動いて」
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