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体を洗うためのスポンジで体を洗おうとして、肩のあたりに比較的新しい傷を見つけた。
スポンジ当たったら痛てぇかな?
ただでさえ風呂が怖いよつばに風呂で痛い思いをさせるのは良くない。
そう思ってスポンジをネットに持ち替えボディソープを山ほど垂らして泡立てる。
できた泡をよつばの体につけていく。
「それ手で伸ばして体洗え。」
泡立てながら指示するとよつばは泡で若干遊びながら体を洗った。
背中は俺が洗ってやり、弱めの水圧に設定したシャワーて体を流すと気持ちよさそうに目を細めた。
「どっかしみたり、痛かったりしないか?」
そわそわしながら湯船を見つめるよつばに問いかけるとこくんと頷く。
「そっか。じゃあ泡風呂作るから椅子に座って待ってな。」
早く泡風呂に入りたくて湯船にべったりくっ付くよつばは正直邪魔なので抱き上げて隅によせたバスチェアの前に降ろす。
後ろから痛いほどの視線を感じながらさっきの液体でまた泡風呂を作った。
泡が湯船いっぱいに溜まると意外と俺もテンションが上がる。
たまには泡風呂もいいもんだな。
いつの間にか俺の背中に乗り上げて泡風呂が出来ていくのを見ていたよつばが首にぎゅうっと抱きついてくる。
少し首をひねって顔をのぞき込むと頬を紅潮させてぽかんとしていた。
「てきたぞ、入んねぇのか?」
乗り上げたまま降りる気配のないよつばの頬をつつきながら声をかけると、はっと我に帰り背中から降りて湯船の淵に腰掛ける。
細くて白いよつばの足がそろそろと泡に伸びていって、指先で水面の泡をちょんっとつつく。
器用に足で掬って、すごいだろってかおして俺に見せてきた。
「楽しいか?」
目の前に出されたよつばのつま先に付いた泡にふっと息を吹きかける。
泡はふわふわと飛んでいってまた湯船の中に戻っていった。
それを見送ったよつばが笑顔で大きく頷いた。
よつばが喜んでくれると胸の中に温かい何かが広がる感じがしてすごく心地いい。
それに、もっと喜ばせたい、笑顔にしてやりたいっておもう。
「良かった。でもずっと湯船の外で遊んでたら体冷えるぞ。そろそろお湯に浸かれ。」
お楽しみ中のよつばを抱き上げ、一緒にゆっくりと湯船に浸かった。
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