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24 よつばside
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お湯に浸かった僕はまた怖くなるのが嫌で櫻さんにぴったりくっついた。
櫻さんのお膝の上に座って、櫻のお胸に泡で絵を描くの。
そうすればお風呂を見なくてもいいでしょ?
これだけ櫻さんにくっついていれば櫻さんしか見えないもん。
嫌いなお風呂なんて見えないよ。
お胸に四葉のクローバーを描いてたら櫻さんが動いちゃって変な形になっちゃった。
動かないでって櫻さんを見上げたら優しいお顔で僕を見てる。
あの時僕を見下ろすお母さんの目はすごく冷たかったのを思い出した。
悲しくて俯くと櫻さんが僕のお鼻に泡を付けてきて、また見上げたら優しいお顔の櫻さんがいて。
嬉しくなってほっぺが赤くなった。
赤くなったほっぺに櫻さんがまた泡をつけて楽しそうに笑うから僕も自然と笑えた。
けど
「よつばー、降りて遊ばなくていいのか?お風呂広いぞ?」
そう言われて楽しい気持ちが少し減っちゃう。
櫻さんから離れるとすっごく怖くなる、だから僕はごめんなさいって思いながら首を横に振った。
櫻さんは僕のために言ってくれてるのに。
僕に優しくしてくれてるのに。
怖くない怖くないって思いながら後ろを向いたけど、やっぱり櫻さんが見えなくなるとすぐに怖くなっちゃう。
僕はたまらなくなって櫻さんに抱きついて泡の付いたほっぺをお胸にぐりぐり押し付けた。
ごめんなさい。
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