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ずっと、抱きついていたルイのお腹が鳴った
顔を真っ赤にしながら、上目遣いで俺を見つめる。
「ふふっルイ、何が食べたい?」
「僕は…何でもいいです」
「好きな食べ物とかはないかい?」
「えっと…ごめんなさい。あまり…食べ物を知らないから…」
ルイは、あの家でどんな風に過ごしてきたのだろうか
もう、15,6年はたつこの子が好きな食べ物も探せない環境
着ているものだってボロボロでこの1枚しか持ってないという。
ルイは、自身がどれだけ酷い環境で生きていたのか気づいていない。
自分の境遇を恨もうとは思わないのだ。
優しい、優しいルイ。
俺が、ルイに新しい事をいっぱい教えてあげる。
だから、そんな顔をしないで。
「じゃぁ…そうだなぁ…パスタを食べよう」
「パスタ?」
「うん、きっと気にいるから」
「はい…パスタ…食べます…!」
明るくなった顔に、心からホッとした。
まだ、こんな顔をできる。
「ルイ、これがパスタ。お好みでチーズをかけて」
「チーズ…?ですか」
「味が優しくなるよ」
「優しくなるんですか?パスタさんが…優しくなれるんですか」
不思議そうにパスタとチーズの瓶を見つめる。
あぁ、可愛い。
俺も、お腹すいたなぁ。
目の前のルイを思いっきり甘やかしてドロドロにして貪ったら俺は快感だろうな。
あー…襲いたい。
俺の葛藤も知らずに、チーズをかけようか迷ってるルイ。
そこで、家のチャイムが鳴った。
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