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「なんだぁー?ルイスくん、笑ってんのか?」
「僕は…笑ってます」
また、ルイがへへっと笑った。
「ルイ可愛い!」
俺が抱きついた時にはもう真顔に戻ってたけどそんなのは気にしない
ルイが俺の前で笑ったんだ。
「アーネストさん、ご飯…パスタ食べましょ?」
「そうだね、食べよう」
「パスタ?俺も食うー」
仕方がなくシャルの分もよそって皆んなでテーブルを囲む。
久しぶりの賑やかな食卓。
このな日が来る事を何百年も待っていたのだ。
「シャルさん…チーズをかけると、パスタさんが優しくなります」
「優しく?」
「はい…!」
「お前、ルイスに何教えたの」
シャルが不思議そうな顔を俺に見せる。
それを見てルイが当惑した表情で俺を見つめる。
ルイの金色の瞳で見つめられると、狼を前にしている気分になる。
まぁ、実際は小動物みたいなもんだけど。
「本当だよ、シャル。チーズをかけたらパスタが優しくなるんだ」
「優しく…?…あぁそーゆー事か」
理解したシャルがニンマリと笑ってルイの頭を乱暴に撫でた。
「そーだな!ルイスくん!」
何が面白いのか一人で笑っている。
酔っ払ったシャルはいつもと比べると格段に面倒くさい人に変わるからやだ。
あんまり、気安く触らないでほしいんだけど。
「ルイスくん、これをかけるともっと美味しくなるんだ」
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