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2人で話す事
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次の日、アーネストはヴァンパイアを統制する奴らに連れてかれた
ルイを頼むなんて言われた俺は今日からルイスくんと同棲生活が始まるわけだが
「ルイスくん、朝ごはん…食べる?」
「…いらないです」
「じゃぁ…外に出る?」
「嫌です」
さっきからこんな感じなのだ
俺が何するのでもイヤイヤと言うのでどうしようもない
寂しんだろうが流石に腹立つ
「はぁ、俺はアーネストから頼まれてるんだ。だから、食べて」
目の前にサンドイッチの皿を置く
ルイスくんはチラッと見ただけで目を逸らした
「ルイスくん…ほら食べて」
「お腹…空いてないです」
「でも、作ったんだから」
「いらないです」
アーネストの前では従順なフリしやがって
いなくなった途端これかよ
「はぁ…じゃぁお話しようぜ、アーネストの事教えてやるよ」
「…ッ」
興味あり気に此方を振り向いたルイスくんにニタァと笑ってやる
ルイスくんは驚いた顔をしてまた顔を逸らしてしまった
可愛いとこあるじゃねーか
「何、知りたくないの」
「…」
「アーネストとの付き合いは長いからなぁ、結構話したい事あったんだけどなぁ〜仕方がないかぁ」
わざと聞かせるようにゆっくりと話せば真っ赤な顔で此方を睨んでいる
「何?」
「シャッシャルさんの意地悪」
「お前が何でもかんでもツーンとするからだろ」
「しっしてないですよ」
「寂しいのはわかるけどよ、絶対戻ってくるから」
「戻ってきてほしい…けど…戻ってきてほしくないんです」
「はぁ?」
「…これから、アーネストさんと暮らす事になって…僕が死ぬまで一緒にいても…それでも…今の幸せが続くとは…思えない…です…」
眉を寄せて唇を噛むルイスくんは何かに耐えるように俯いた
「なぁ、お前何で泣けねーの?」
「へ?」
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