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俺とルイが準備をしている間に書き終わった陣にシャルと俺の血を垂らす
ルイも通るなら必要になるがもともた天界の住民ならば大丈夫だろうと考えた
ルイも痛いのは嫌だろうし
「ルイ、行くよ」
「は…い…!」
少しだけ怯えているルイを強く抱きしめて陣から出る光に体を委ねた
「ルイ、シャル?大丈夫か?」
「あぁ」
「ん…アーネストさん?」
皆んなが目を覚ましたところで俺たちはできるだけ身を隠せる場所を探した
明るい天界に黒いマントやスーツはやっぱり浮いてしまうのだ
「おい…あれ魔界の奴らか?」
「なんでまた、天界に」
「おい…あんま…関わると」
「そうだな」
天界の奴らが迷惑ごとに関わらないように避けていく
それが俺たちにとってはありがたいけど
「ルイ?」
「アーネストさん…その…大っきいお城…この道を真っ直ぐいったら着くと思う」
「ありがとう」
「ん」
ルイが控えめに頭を差し出してきた
撫でて欲しいのかな
「ルイ、ありがとう」
「へへへ」
ルイの頭をご希望通り撫でてやると満足そうに前を歩いていく
可愛いなぁ
「シャル、もうすぐて着くよ。準備はいい?」
「オーケーいつでも」
「ルイはできるだけ顔を隠してて」
「はい」
ルイが頭巾を深く被ったのを確認して木に飛び乗る
この木なら城に入れるだろう
「あぁいたいたあのオヤジ」
「本当だ。シャルから行って」
「わかった」
シャルの目が興奮で色が変わった
俺の目ももしかしたら変わってしまっているかも
「アーネストさん…シャルさん…なんか…結界があるかも…おかしい…変だよ」
「大丈夫だよルイスくん。俺たちこう見えて強いから」
「ルイは安心して俺に守られててね」
「……わかった…」
不安そうな顔をしたルイが柔らかく笑った
あぁ今ならなんでもできそう
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