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俺の家
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「浅野先輩!なんか飲みます?」
「いや、気にしなくていいよ」
絵が上手で、かっこいい先輩。それはわかってるんだけど、先輩の他の特技はしらない。
でもとてもいい人だ。
一緒に帰るときは、先輩が車道側を歩いてくれるし、仕草が何から何までかっこいい。
俺、先輩のこと好きかもしれない。
そう思うほどだ。
「あの、俺の部屋…こっちです」
先輩を案内する。
あんまり綺麗じゃないから恥ずかしい…
不意に先輩からこんな質問をされた。
「黒、好きなの?」
俺はすぐに、この部屋の色のことだとわかり
「いえ、元から兄の部屋で」
と返した。
時間があれば俺仕様に改造したいんだけど…
先輩がずっと立ちっぱなしだったので、
「適当にどこか座ってください」
と言うと、先輩は
「あー…じゃ、ここ」
俺のベッドに腰を下ろした。
俺はその隣に座る。
座ってても高い先輩を見て、やっぱりかっこいいな。
そう実感する。
いろいろ会話していると、先輩が言った。
「山野、可愛い」
「…はい?」
俺はなんのこっちゃと思い、おもわず聞き返してしまった。
そっからどんどん顔が赤くなっていくのが、自分でもわかった。
かっこいい先輩にそんなのと言われたら俺…
恋に落ちちゃいそうになるよ!!!
先輩は俺を押し倒す。
え?え?なにこれどういう状況?
「せ、せんぱ……………ッあ」
俺の物を人差し指でちょんと触った。
ちょっとだけだったけど、ビリビリする。
すると急に俺の頬、額、鼻、耳にキスを落とす。
ムズムズして、変な感じだったけど、すごいドキドキした。
「…なんで、こんなことを…?」
俺はそう聞くと、
「?山野が好きだからかな」
表情を変えずに言った。
こんなにドキドキするのは…好きだから…?
分かんない、俺…先輩のこと…好きなのかな
先輩を見つめる。
少しだけ不安そうにしていた。
…先輩…俺…俺も…
先輩を見ていたら、俺は泣いてしまい、
「…おれ…も浅野先輩が…好きです」
語尾が小さくなって、聞き取りにくくなってしまった。
「うぅ〜先輩〜〜」
恥ずかしくて、照れてしまうような。
そんなセリフを言ったんだと思うと、笑ってしまう。
俺は恥ずかしさのあまり、両手で顔を隠した。
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