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〃 ⑦
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「良かった…オレ、拒否られる覚悟は してたけど…
まさか受け入れて貰えるなんて……
チョー嬉しいっス!激アツっス!!」
真田が横を向いた雷蔵に語り掛けてくる。
( 何で……何でコイツは こんなに真っ直ぐなんだ?
恥ずかしがってるオレが馬鹿みてぇだ…)
雷蔵は、横を向いたまま答える。
「真田。オレも……ウレシイ」
語尾が小さくなりながらもハッキリと聞けた雷蔵の
声に、真田は笑みを浮かべる。
( こんな おっさんなのに……監督、可愛いすぎ♪
どうしようっ♪)
何となく主導権を握った感じの真田が、
雷蔵の耳元に口を寄せ囁く。
「監督、今度デートしましょうね♪」
そのまま、雷蔵の頬に そっとキスをする。
ちゅっ
「…!!」
真っ赤になる雷蔵を愛おしげに見つめ、
「じゃ、筋トレ行ってきます」
と、真田がベンチを出て行く。
ウィンクをひとつ残して。
( イケメンて…何をやっても絵になるんだなぁ…
ちくしょう。あの小僧に振り回されっぱなしじゃねぇか、オレ!)
そう思いながらも、雷蔵は頬が緩んでくる。
先程キスされたところは、真田の唇の感触が残っているようで、熱さが愛しい。
( 真田と、オレ…)
( オレと、監督…)
好き同士なのは良いけど…
この先どうなるのやら…
でも今は、この喜びにちょっと浸っていたい…
2人ともが同じ事を考えていた……。
おしまい
デート編に続く?!
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