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ヤクザ様の家
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車を走らせてから10分ほどたったとき
「ついたぞ。おりろ」
そこは自分が住んでいたぼろアパートとは比べ物にならない綺麗な高層マンションだった
まだ状況がわからない僕は動けなかった
その人は僕にイラついたのか
「チッ・・」
と聞こえるか聞こえないような舌打ちをした
そしてさっきみたいに僕を肩に担がれるような形で抱きかかえられた
鼻が慣れたのかさっきは不快だったタバコの匂いとこの人の体温が心地がよかった
「ごめんな、さ、、い・・・」
でもやっぱ怖くて震えながら謝った
そして僕の頭の中には恐怖・不安で埋め尽くされたいた
「・・・気にすんな」
若という人は謝る僕にそう言ってくれた
その顔は無表情だったけどどこか優しさを感じた
不思議とその一言でさっきまでの恐怖と不安が少し少なくなった気がした
そして部屋についた
一人にしてはとても広い部屋だった
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