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変化の兆し 03
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ペロリと舌舐めずりする様子がやけにエロくて。
身体の芯が疼く感覚に戸惑っていると首筋に顔を埋めた大神に舐められる。
舐められたりキスされたり筋を甘噛みされたり。
味わったことのない感覚に俺の身体は再び混乱の渦に飲み込まれる。
「ん、ぁッ.....マジで、...やめろ変態!!」
「......」
「無視、すんなっ.....ひぁっ!...ぁう....ッ!!」
首筋や耳までを散々舐められ、黙れと牽制するように平らな胸にある乳首をキュッと摘まれる。
普段触れられることのない場所を、少し冷たい指と暖かい舌が這う感覚。
若干の気持ち悪さを覚えると同時にそれは段々と擽ったさや気持ち良さに変わっていく。
変な....感覚。
何を言っても何をやってもやめてはくれなくて。
むしろ加速するだけで。
俺が騒ぐたびに、まるで弱点を探すようにあちこち触って舐めて吸い付いて噛んで。
逐一俺の反応を確かめる。
「ひッ....ゃ、ぁ....ッ、んッ....舐、めんな....ッ」
触り方の微弱な変化に。
身体を舐められてることに。
ゾクゾクと身体の芯が疼く感覚に再度襲われる。
乳首を舐められるたび。
身体が反応して跳ねて止まらない。
乳首を吸われるたび。
身体に熱が溜まっていって苦しい。腰も跳ねる。
大神が与える全てに身体が反応して止まなくて。
言葉は意地悪だけど触れる手や唇は温かくて優しくて。
心臓が......バクバク煩くて苦しい。
相手が......こいつだからだろうか。
いや、なら尚更ありえない。
なら....生理的な反応?
いや、それだけでは説明がつかない。
自分のことなのに分からずモヤモヤ。
わずかな行為で少しずつ熱が下に溜まってることにも
気付いていて気付かないフリをする。
絶対.....知られたくない。
とくにこの男には、絶対に。
無理やりされて興奮するとか、ありえない。
あるわけがない。
これは何かの間違いなんだ、きっと。
俺の感情であるはずがない。
こんな.....こんな事されて気持ちいとか感じてるなんて。
((....ありえない.....っ!!!))
けど身体は正直なようで。
すでに先走りでそこはぐちゃぐちゃだ。
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