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嘘でしょ…
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佐藤とわかれた俺は、販売機を目指す。
この学校は少し複雑な形をしている。
販売機は一階の購買の近くと
二階の3年の教室の近くと
体育館の前と、三階の俺の教室の
反対側の1年の教室の近くにある。
音楽室やら美術室、図書館などは、
反対側の1年の教室の下にある。
(なぜ、2年の教室の近くには置かないんだよ)
っと俺は思いながら、反対側に行く為の
三階中央渡り廊下
って長い名前の渡り廊下を歩いた。
正直1年生の近くの販売機は行きたくない。
前までは、1年生なので普通に買えたが、
今は2年生なので、なぜか緊張してしまう。
あと、なぜか恥ずかしい…
だが、一階まで下りるのは面倒くさい。
二階は3年生がいるのでもっと嫌だ。
買いに行ったら、部活の先輩に会って
そのまま捕まり休み時間がつぶれそうだ。
なので、仕方なく1年生の近くの
販売機に向かった。
三階中央渡り廊下の真ん中まで来た
何故だろう…嫌な予感がする。
ここを渡ってはダメだと体が言っている。
俺は脚を止めた。
(き…気のせいだ、大丈夫だろ飲み物買いに
行くぐらい…)
っと俺は心の中で思い脚を進めた。
三階中央渡り廊下を渡りきった。
そして、俺は販売機があるのが右に見えた。
俺は体を右に向け販売機に向かって歩いた。
あ…やっぱり渡らなければよかった…
あの時そのまま進んで歩いた自分を恨んだ。
何故なら、販売機の目の前に、
購買に向かう時に会った明るい茶髪の
海乃ハルがいた。
そして、俺は今販売機の目の前の教室の窓に
座っている海乃ハルと目があった。
すると、海乃ハルは驚いた顔をしながら
「あ!花ちゃんじゃん!」
っと言った。
俺は海乃ハルに近づき思いっきり
頭をチョップした。
「痛ってぇ!だから地味に痛いって、それ!」
っと海乃ハルが涙目で俺に言ってきた。
「っだから、花ちゃん言うな!」
っと俺は怒鳴った。
「良いじゃん花ちゃん、ってか、なんで個々い
んの?」
っと海乃ハルが俺に言った。
俺は、無視して販売機の前に戻り
財布を取り出した。
「ねぇ、また無視するー花ちゃん~♪」
「だから、花ちゃんじゃねぇ!」
っと俺は、海乃ハルにまた怒鳴った。
「おっ、やっと返事した♪んで、なんで個々い
んの?」
っと、また俺に質問してきた。
俺は早くこの場を去りたくて販売機を指差し
炭酸ソーダのボタンを押した。
「飲み物買いに来たって言えば良いじゃん」
っと、海乃ハルは苦笑いで俺に言った。
すると、全く海乃ハルの横を見てなかった
俺は急に喋った横の奴にびっくりした。
「海乃、誰だそいつ」
低くて男っぽい声だった。
横の奴を見ると、身長は俺より
14㎝ぐらい高い。
デカ…
綺麗な金髪に、シルバーの羽のネックレス
そして、海乃ハルのような今どきの
髪型をしている。
そして、顔はなんと、これまたイケメン。
ってか、こいつまじで格好いい顔してる。
女が叫ぶ格好いい顔だ。
不良はイケメンが多いのか?
俺は、驚いた顔でそいつの顔をガン見した。
すると、獣のような目で睨まれた。
(こいつ、絶対ニコニコできないタイプの奴だ)
っと俺は思った。
「ごめん、空我、忘れてた、こいつが俺がさっ
き話した花ちゃん♪2年生なんだよ」
っと、海乃ハルが言った。
こいつら、さっきから人をコイツって…
「あぁ、購買の話の奴か」
っと言ったイケメン不良君は俺をじっと見た。
なんで、こんなに見てんの?
「……ちっちゃ…てめぇ名前は?本当に花ちゃ
んって言うのか?」
俺はカチンっと来た。
俺は小さいと言われるのが物凄く嫌だ。
170㎝行かないの気にしてんだぞ、このやろ。
俺は上から目線のムカつく
イケメン不良を睨んだ。
因みに佐藤は174㎝だ。
「花ちゃん言うな、後小さいってのはいちいち
言わないと行けないことなのか?」
俺は怒った口調で言った。
まじで小さいはムカついた…
すると、相手のムカつくイケメン不良が
さっきよりも鋭い目付きで睨んだ。
「はぁ?俺は質問してンだよ名前は?って、
そんなどうでも言い事言えとは言ってねぇよ」
っと、人でも殺すんじゃないかの顔で
言ってきた。
そして、ムカついた。
俺は、ムカつくイケメン不良を睨みながら、
「お前は何様なんだよ、名前なんて海乃ハル
から聞けばいいだろ、バカなのか?こっちは身
長気にしてんのに、触れやがって、後、人に
名前聞くときはまず自分から名乗れ」
っと俺は言った。
海乃ハルは驚いた顔をした。
目の前のムカつくイケメン不良は
驚いた顔をしたと思ったら、
おもいっきり、俺に殴りかかって来た。
俺は、最初から不良にこんな口調で喋ったら
殴られると予想してたので、
絶対に目を閉じたり避けたりしないと
決めていた。
目を閉じたり避けたりしたら、
負けな気がするからだ。
俺は、目の前のムカつくイケメン不良から
目を離さないように、睨んでいた。
すると、ムカつくイケメン不良が殴ろうとした
手を俺の顔ギリギリで止めた。
え、なんで?
不思議に思って、睨むのをやめたら、
ムカつくイケメン不良が口を開いた。
「お前怯えたりしねぇのな…」
っと言った。
少し俺は勝った気分になった。
「空我!やめろよ花ちゃん悪気がある訳じゃ
ねぇんだから」
っと海乃ハルが言った。
「…ちっちぇって言ったのは悪かった、千早空
我、俺の名前だ、てめぇは?」
っと、謝り、名前を名乗った。
んだよ、謝れるのかコイツ…
「えっと、花火野一樹、俺も言い過ぎたごめ
ん。」
っと俺も名前と謝罪を言った。
「えっ空我が謝った…え、何?天変地異?」
アホな海乃ハルが天変地異って言葉を
知っているのかと驚いたが、
千早空我が謝るのはそんなに珍しい事なのか。
すると、千早空我が、
「あ?んな分けねぇだろ、ただコイツ…一樹が
気に入ったんだよ、媚も売らなければ怯えもし
ない、面白れぇ多分てめぇ以上に面白れぇ奴か
もな」
っと海乃ハルに少しふざけた言い方で言った。
ってか、いきなり名前呼びかよ…
んま、花ちゃんよりかは、ましだが。
「珍しい空我が気に入るなんて、んま、俺も花
ちゃんは面白いと思うよ♪」
っと海乃ハルが言った。
誰が花ちゃんだ!
っと言おうとしたが、
俺はそんな所じゃなかった。
ん?
気に入った?
え?なんで?
絶対さっきまで俺にイラついてたよね?
どこに気に入る要素なんてあるの?
っと、俺がパニックになって絶望している時に
千早空我が俺のポケットから携帯を取った。
そして、海乃ハルに渡し何かを…多分携番を、
自分の携帯に登録して、それを千早空我に
メールで送った。
ん?なぜ携帯を取らなかったかって?
取れねぇんだよ!
千早空我のやろう俺が届かないとこまで
携帯を上げてそれを海乃ハルにパスし、
俺の頭を掴んで海乃ハルが持っている
俺の携帯を覗きこんでいた。
千早空我、めっちゃ力強いし!
そして、携帯を返された。
俺は、怒って、海乃ハルにチョップし、
千早空我のケツを蹴った。
「痛ってぇ!だからチョップやめて!」
「痛って!てめぇ!」
っと二人とも声をあげた。
俺は携帯の電話帳を見たら、
二人の名前があるのがわかり、
嘘でしょ…っと思った。
そして、俺は痛がってる二人を置いて、
買った炭酸ソーダを置き忘れ、
自分の教室に走った。
関わらないようにしてたのに、
面倒な事に絶対なる!
俺は、1年生の不良二人と
関わってしまった… 。
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