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真ん中かよ!
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部屋の中に入ると海乃ハルが驚いた顔をした。
「え!?花ちゃん帰ったんじゃないの?」
っと言ってきた。
「えっと、千…空我に止められた」
俺は喫茶店の時に空我と呼べって言われたのを
思いだし、千早空我と言おうとしたのをやめ、
空我に止められたと海乃ハルに言った。
「へぇー、空我が止めたんだ♪心配したよー」
海乃ハルが笑顔で言った。
そして、俺は元居たドアに一番近い席に
座ろうとした…が
なぜかそこに空我が座った。
え?ん?あれ?
驚いた顔をしているのは俺だけではない。
空我が帰ってきて、ギャル達は自分達の
真ん中を開け、スタンバっていた。
他の連中も、なんでそこ?
っと言う顔をしている。
「え?空我なんでそこ座ってんの?そこ花ちゃ
んの席だよ?」
海乃ハルが空我に言った。
海乃ハルの事もこの際ハルと呼ぼうか…
よし、ハルと呼ぶか…
すると、空我がハルを見て言った。
「あ?こいつが構ってほしいって言ってたか
ら、こいつの隣に座ろうかなって思ってな」
空我は俺を見て、ニヤリと笑い言った。
は、はぁ?
「だから、んな事言ってないって言ってるだ
ろ!」
俺は少し大きな声で言った。
空我はまだニヤニヤしている。
むかつく~…
「ふーん、んじゃ俺も花ちゃんの隣に座ろ
う♪花ちゃん真ん中な♪」
ハルが言った。
こいつら二人俺をからかってんのか?
回りの連中の男達は、んま良いかっと言う顔で
また歌いだした。
ギャル達は、ムスっとした顔をして、
携帯を触ったりコソコソ話したり
食べ物を食べ始めた。
俺絶対むかつくって思われてるな…
俺は呆れた顔をして溜め息をついた。
「どうしたのー?早く座りなよ」
ハルが俺にニコニコしながら言ってきた。
座りなよって真ん中にか?
「さっさと座れよ」
空我は飽きたのかつまらなそうな顔をして
言った。
飽きたんなら俺を真ん中に座らすな!
「…はいはい、座りますよ」
っと俺は諦めた口調で言った。
てか、よくよく考えたら、
こいつら二人年下じゃねぇかよ!
年下に振り回されるとか、
俺年上ぽくないのかな…?
そして、二人の真ん中に座った。
なんか、この席めっちゃ居心地悪い…
「花ちゃん♪このあとカラオケ終わってから、
その後二人で遊ばね?」
ハルがいきなりそんな事を言ってきた。
「へ?なんで俺なんかと二人で?」
俺は驚いた顔をして、言った。
「だって、もっと喋りたいなーって♪」
ニコニコしながらハルが言った。
そして、俺はどうしようかっと考えていると…
「海乃、カラオケの後俺とこいつ用事あっから
それ無理だわ、わりぃな」
っと全くそんな約束してないのに、
堂々と空我が言ってきた。
俺は空我に、はぁ?
っと訳がわからない顔を向けた。
「そーなんだ♪つまんないのー花ちゃんともっ
と居たかったなー」
ハルは俺に言うのではなく空我に言った。
なぜ俺に言わないんだ?
「残念だったな」
空我はハルに目だけを向け言った。
なんか、嫌な空気だな…
* * * * *
そして、カラオケは三時間で終わった。
最後らへんはハルと少し話が盛り上がった。
空我は寝ていた。
あのうるさい中よく寝れたよな…
会計を割り勘し時刻は8時
このあと本当に空我とまた
何処かえ行くのかな?
俺達はカラオケの前で別れ、
ハルに、また遊ぼーね花ちゃん♪
っと言われて空我と二人、
カラオケ店の前に居た。
さて、こらからどうするんだ?
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