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遅刻…
-
俺の部屋の扉を叩く音が聞こえる。
俺は、起きたばかりで意識が
まだはっきりしていない。
「こら!今何時だと思ってんだ!学校遅刻だ
ぞ!」
勢いよく扉が開けられ大声で怒鳴られた。
「んー…ん?まって、父さん今何時?」
俺は布団から起きがった。
昨日空我から貰ったぬいぐるみをいつの間にか
抱き締めていたらしい、俺の腕の中にある。
そして、俺は思い出し慌てて父に時間を、
聞いた。
「もう9時だぞ!起きたら玄関に一樹の靴
があるから、まさかと思って来たら…遅刻だ
ぞ」
俺の父は呆れた顔で言った。
俺は慌てて学校え行く準備を始めた。
俺の家は、父と俺の二人暮らしだ。
母は病気で7年前他界した。
父は小説家でつねに家で仕事している。
結構売れてるらしい。
父の小説を読んだことはないけど。
「父さんもっと早く起こしてよ」
俺は慌てて制服に着替え終え、
顔を適当に洗い、玄関に向かってた。
「俺は徹夜明けなんだよ、今から寝るんだ、っ
てか、珍しいな一樹が寝坊なんて」
父は俺の頭を少し撫でながら言った。
「いや、なんか気持ちよく眠れて…とりあえず
行ってきます!」
俺は靴を履き終えて玄関を出た。
そして、急いで駅に向かった。
いつもの時間帯はサラリーマンや学生で
満員だが今日は遅刻しているので
電車の時間がいつもより遅いので空いている。
そして、降りる駅につき、電車を降りた。
そして、通学路を走っている。
すると途中で若い人がお婆さんと一台の
車の前で言い合いをしている。
なにかあったのかな?
「ババア、お前が歩くの遅いせいで事故りかけ
ただろうが!」
若い人がお婆さんに怒鳴った。
「あぁ~すいまさん、足が悪くてねぇ」
お婆さんは困った顔で言った。
「足が悪りぃんだったら歩くんじゃねぇ邪魔
だ!」
若い人がまた怒鳴った。
俺はお婆さんと若い人に近寄った。
「あのー、なにかありました?」
俺は喋ってる内容でなんとなく状況が
わかったが間違っていたらあれなので
若い人とお婆さんに聞いた。
「んだお前、まぁいい、俺は急いでんのにこの
ババアが歩くの遅くて横を通ろうと思ったらバ
バアいきなりしゃがみやがって事故りそうに
なったんだよ!」
若い人は怒鳴って言った。
お婆さんは申し訳なさそうな顔をした。
「いや、お婆さんは足が悪いって言ってるじゃ
ないですか、それに杖をついているので足が悪
いのは言われなくてもわかってましたよね?お
婆さんは後ろで車が通ろうとしてるのに気づい
て急いで歩いたら足を痛めてしゃがみこんだわ
じゃないんですか?」
俺は若い人にムカついて睨みながら言った。
「っ、だったら歩くんじゃねえ!」
若い人は怒鳴って言った。
こいつ…
「んじゃ、貴方も車を乗るな!お婆さんは足が
悪くても歩きたいって気持ちがあるから、だか
ら歩いているんじゃないですか?大通りは車が
多くて危ないから車の少ないこの道を歩いてる
んじゃないんですか?貴方もこうゆう道を通る
なら通行人に気をきかせて通ってください!」
俺は若い人に怒鳴った。
お婆さんは驚いた顔をしている。
若い人も何か言いたそうな顔をしたが、
納得したのか、なにも言わず車に乗り
立ち去った。
ふぅ…
「ありがとうございます、すいません、私のせ
いで」
お婆さんは申し訳なさそうな顔で言った。
「いいえ、俺もムカついてしまって、足は大丈
夫ですか?」
俺は笑顔で言った。
「ええ、少し散歩しているだけなので家はすぐ
そこなので大丈夫ですよ、若いのに良い子だ
ね」
お婆さんは微笑みながら言った。
俺もほっときた顔をした。
そして、思い出した…
「…あ!ヤバイ!お婆さんすいません、俺今遅
刻してて本当は家まで送りたいんですけど、す
いません!」
俺は頭を下げた。
「いいえ、本当にすぐそこなので大丈夫です
よ、ありがとぉね、学校頑張って」
お婆さんはまた微笑んでゆっくり歩いていった
「はい、では気を付けて!」
俺はお婆さんに手をふってまた走った。
携帯で時間を見ると10時だ…
うわぁー!!!
俺はもうダッシュした。
そして、学校の前につき、急いで教室に
向かった。
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