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2人の言い合い
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※空我とハルだけ登場です。
ハルはトイレや試着室など、
いろんな場所を回って空我を探した。
すると、非常階段の前にあるベンチに
空我は座っていた。
「空我、探したよ」
ハルは空我の前に立って言った。
「あ?」
空我は足を組んでイラついた顔をしていた。
「あ、じゃないよ、あんだけで怒んなよ」
ハルは空我に呆れた顔で言った。
「怒ってねぇよ」
空我は目線をそらして言った。
「怒ってんじゃん、さっきのは事故じゃんかよ」
ハルは空我を見ながら言った。
「それに空我が怒っても仕方ないじゃん」
ハルはため息まじりに言った。
「だから、怒ってねぇって!」
空我は立ち上がってハルを睨んだ。
「怒ってるだろ、俺に八つ当たりすんじゃねぇ
よ」
ハルは空我に言った。
「てめぇいい加減にしろよ、怒ってねぇって言っ
てんだろ!」
空我はハルの胸ぐらを掴んで言った。
「だから、八つ当たりすんじゃねぇよ」
ハルは空我の手をはらって言った。
「花ちゃんが小田さんにした事に怒っても、お前
は花ちゃんに気持ちつたえてねぇだろ!だか
ら、怒るんじゃねぇよ!」
ハルは空我を睨んで言った。
「怒ってんのはてめぇじゃねぇか、それに気持ち
伝えるも何も伝える事なんてねぇよ!」
空我もハルを睨んで言った。
「お前がそんなんだから俺や小田さんが困んだ
よ!花ちゃんだって困ってるよ!何もねぇん
だったらそんな態度とんじゃえねぇよ!」
ハルは空我に怒鳴った。
「うっせぇ!」
空我はイラついてハルの胸ぐらをまた掴んだ。
「んだよ!」
ハルもイラついて胸ぐらを掴んでいる
空我の手を掴んだ。
「てめぇだの方だろが困る態度とってんのわ!」
空我はハルに言った。
「っ、お前、俺に喧嘩売ってんのか?」
ハルは低い声で空我に言った。
「売ってんのはてめぇだろが」
空我がハルに言った。
「お前のそんな所がムカつくんだよ」
ハルは空我から手を離して、
呆れた顔で言った。
「あ?」
空我はまだハルの胸ぐらを掴んだまま言った。
ハルは溜め息をついて、もういいっと言い
胸ぐらを掴んでいる空我の手を振り払った。
そして、ハルは空我をおいて
撮影所に戻っていった。
「ちっ」
空我は舌打ちをして、
またベンチに座りだした。
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