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少しの沈黙。
「……なにしに来たんだよ」
先に口を開いたのは俺だった。
聖真はスタスタと俺のいるベットに近づいて来て、寝ている俺に跨ってきた。
「ちょッ……なに?!」
さすがに俺も動揺する。聖真は相変わらず真顔。
「なにって………お前こそなに?1週間も練習サボって、お前がいなきゃ本気の球投げられない」
聖真は俺の胸ぐらを両手で掴んで揺さぶってくる。静かな口調で、怒るでも悲しむでもなく言葉を吐く。
少しでも慰めに来てくれたのかと期待した俺がバカだった。
「お前な……お前はな!東京の!!名門校に受かったんだぞ!!!!!……………俺は…お前とは違う」
「………」
「…お前とはもうバッテリー組めないんだよ」
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