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池田友綺との出会い ~楓~
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入学式に遅刻してきた新入生代表は俺と同じクラスの人だった。
見た目はまるで不良なのに、すごく気さくですぐにクラスの人気者になっていた。
まぁ、確かに面白いし、不良に対する恐怖心さえなくなれば、いい人そうだった。
ちゃんと見たらイケメンだし…
何よりもその人が纏っているオーラが、なんて言えばいいんだろ…?
……その…ほら…アレだよアレ………うん、なんて言ったら良いか分からないな!
とにかく、そいつは男から見ても格好い……いや、可愛い……か……?
なんて考えていたら友達に呼ばれた。
俺は皆の間を申し訳なく思いながら進み、そいつの前に立った。
「俺、木下楓!よろしく!」
「…よろしく」
無事に挨拶を交わし、この人と話したそうにしている女子に場所を譲ろうとした時─…
「ちょ…!木下?!
待て!もっと話そうや!」
腕を掴まれた。
俺は急いで振り向く。
「俺と友達になろうや、木下!」
「え…?あ、うん?」
俺はとっさに返事した。
─こうして俺とこの池田友綺は友達になった───…
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