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ごめん。ともちゃん。 ~春也~
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友綺はアレからすぐに駅の方に歩いていった。
俺はゆっくり立ち上がりその姿を見ていた。
「──…」
頬を涙が伝う感覚がする─…
「…ごめんね…ともちゃん……」
ごめん─…
本当は俺だって会えて嬉しかったんだよ?
抱き返したかったよ?
だけど…だけどね…?
もうあの時とは状況が違う。
俺達はもう高校生で、男同士なんておかしいってハッキリ分かる年になっちゃったんだよ…
だから俺達もちゃんとアレを思い出にしていかないといけない。
ずっと大事にしてても報われないんだから─…
だから、はるくんって呼ばないで?
これ以上思い出させないで…?
お願いだから……苦しむ前に………忘れさせて─…?
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