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アルバム ~友綺~
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「………え?」
「─あれ?“ともちゃん”よね?
池田さん家の。」
──え…?
何で木下の母さんが知ってるん……?
─…なんやろ……
なんか…モヤモヤする─…
「─そ、うです。
…何で知ってはるんですか……?」
何?この感じ…
胸の辺りがザワザワする─…
「え……?
もしかして…2人とも覚えてないの?」
……一体何を──…?
「ほら!これよ!これ!
幼稚園のアルバム!」
俺と木下は木下母に薦められて幼稚園の時のアルバムとビデオカメラを渡された。
『どうせ学校サボるなら昔話に花でも咲かせてなさい』とのことらしいけど……
「「…………」」
なんでか開くのをためらって2人してアルバムをにらんどる…
なんていうか…とりあえず、このまま開かん方が良いような気がした。
「なぁきのsh─…」
「見てみよ…!アルバム!
ほら、どうせアルバムなんて個人写真かちっこい写真しか載ってないし!」
「…う、ん」
──どうやら木下が開くようです…。
……俺は変な写真だけは無いよう祈るだけやった─…
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