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イケメン達の会話(非常に残念)
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~木之本サイド~
「いいんだぞ、別に。偏見とかないし」
「蓮君、しつこいよ。違うって」
俺はまだ蓮君に灰色の彼のことを性的な目で見ていると誤解を受けていた。
なんと言えば分かって貰えるのだろう。
「俺ね、猫が大好きなんだよ」
「..........は?ねこ?」
「そう、猫」
「え、なに、急に」
「だからさ、あの灰色の彼、うちの猫にそっくりなの。だから見てたの。分かって貰えた?」
そう言った俺に対して意味が分からない、といった表情をした後、一言
「.........おまえ、変わってんのな」
と言われてしまった。
失礼だな。
「だからそういう目で見てるわけじゃないんだよ」
「お、おう。悪かったな。....おまえ彼女いんの?」
まだ若干疑われているみたいだ。
「うん、いたよ。もう別れたけど」
「なんで別れたんだ?」
「え.....んー、猫と私どっちが大事なの?って聞かれたから普通に猫って答えたらキレられて振られた」
「..........どんまいだな」
「うん、ビックリしたよ、急にキレるし..」
「ちっげえ!暖人じゃなくて、彼女の方。そりゃ猫の方が大事とか言われたらキレもすんだろ」
そんなことを言われても俺は素直に答えただけなんだけど。
「お前、イケメンなのに残念だな」
残念とか、ことごとく失礼だな。
そう思わない?←
ともあれ蓮君にやっと誤解を解いて貰えた。
「あ、おーい!礼!!ちょっと!!」
突然蓮君が教室の向こうにいる男子生徒に声を掛けた。
少し五月蝿そうにしながら近づいてきた男の子、彼もまた蓮君に負けず劣らずイケメンだった。
「幼稚園からの付き合いで、礼っていうんだ。名字が面白いんだぜ、折紙っていうの。珍しいだろ?!」
「蓮、うるさい。....よろしく。」
へえ....おりがみ。おりがみ れい。確かに珍しい名前だな。
礼君は蓮君とは対照的で、なんというかクールな印象を受ける。口数も少なそうだ。
「暖人です、よろしく。」
「ん....はると、あんま蓮のこと構わなくていいから」
「え、なにそれ、ひどっ!!!」
何となくこの2人の関係性が見えた。(笑)
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