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24 ※羽山視点
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有沢が俺らから離れた翌日。
有沢は学校を休んだ。
昨日の様子から見て有沢は嘘をついているようには見えなかった。
けど屋久土には違うように見えたのだろう...
屋上から有沢が居なくなった後、屋久土はイライラを屋上にある換気扇や壁に殴る蹴るを繰り返してた。
有沢にイライラしてるんじゃなくて
有沢を傷つけて突き放した自分にイライラしているのだろう。
だって
『あ"ーーーーーくそっ!!』
悔しそうな表情を浮かべてたから。
ホームルームが終わる鐘が鳴る前にドアを強く開け、屋久土が入ってきた。
滅多に遅れてくることのない屋久土がしかめっ面で、登校してきた。
あと1つ変化がある。
その変化を口にしたのは
「あれっ髪バッサリ切ったの?しかもピアスしてないし...髪黒いし」
昨日までは茶髪で長くはないが邪魔くさい感じで、ピアスだって何箇所か目立つとこにあった。
それが1日で消えてた。
「気持ちの切り替えとかで...バッサリ切ったのか?」
「ああ...切り替えというよりケジメだ」
真面目な顔で言うもんだから、本当にこいつマジなんだなと思った。
「屋久土にしては珍しいっ」
「お前に言われたくねぇ。けど羽山に頼みがある」
「何?」
「お前の弟に有沢の状況聞いてきてほしい」
...李斗と話す。それを聞いただけで少し心が痛かった。
けど
「はいよー」
OKっと返事することしか出来なかった。
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