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いつものように実況を撮りおえ、ゲームを片づける。
「この後どーすっかー?」
キヨはこーすけと俺に目をやる。
「晩飯くおーぜ!キヨ家で!」
とこーすけが言う。
「なんで俺ん家なんだよ!」
「いーだろ別にー!借りあんだからよ!ニヤ」
「お前っ!」
「って事でなんか買ってこい!」
「…っわぁったよ!行ってくりゃいーんだろー!」
そう言ってしぶしぶ家をでるキヨ。
「キヨが素直だ…こーすけ何かしたの?」
「いやー別にー?」
「なんでニヤニヤしてるのさ」
「てかお前どーすんだよ」
「え?」
「告白だよ告白!」
「あっ…」
俺は泣きそうになり俯いた。
「キヨのヤツさ、お前が辛そうな顔してんの知ってるぞ。いい加減言ってやれよ。」
「っ!!」
「まぁ、無理にとは言わないけどよぉ」
「…ぅん…」
その時こーすけの携帯が鳴る。
「あ、わりぃフジ、俺急用出来ちまったわ!バイト来いってさー!」
「そっか」
「わりぃな!キヨには自分で言っとくから、ちゃんとやれよ」
「っ!わ、かった。」
そういってこーすけは家を出た。
静かになる部屋。
キヨのことを考えると、また苦しくなって涙がでてくる。
キヨが帰ってくる前に泣き止まなければ。
でも涙は次々溢れ出し止まってはくれなかった。
「うぅっ…」
その時、玄関が開く音がして
「ったくこーすけのやつ!買ってこいって言ったのにバイトとか…」
と、ブツブツ愚痴を言いながら俺がいる部屋に入ってきた。
「フジ…?」
「キ…ヨ……っ」
「なんで…泣いてんだよ…」
「うっ…」
「俺と二人になるの…嫌か…?」
「ち、ちが、う…!」
「じゃあなんで…」
もう駄目だ…これ以上隠し通せない…
「キヨ…俺、キヨに言いたいことがあるんだ…」
「なに…?」
「俺っ…キヨのことが好きなんだ…友達としてじゃなくて…恋愛対象として…」
「へ?」
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