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被虐性愛①
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『お帰りなさい、兄さん』
「ああ、ただいま。今日も疲れたな……」
尚哉が言って上着を脱ぎ、それをソファの背に投げる。
ネクタイを指先で乱暴に緩めながら、ソファにどっかりと腰を下ろす。
『兄さん、なにか飲む?』
「いや、今日はいい。それより」
尚哉は由貴の腕を掴み、自分の方へとひっぱると膝を跨ぐようにして、向かい合わせに座らせた。
「なにか良いことでもあったのか?」
『………え?』
「なんだか嬉しそうな表情(かお)をしている」
『なにも、なにもないよ』
尚哉に指摘され、由貴は思わず目を泳がせてしまう。
由貴は気づいていないと思うが、嘘をついているとき目を泳がせてしまうのは、由貴の癖だ。
尚哉になにか隠している証拠。
「お前は昔から嘘が下手だな。まさか、また男を誘い込んだ訳じゃないだろうな」
『そんなことしない、絶対に』
由貴は横に首を振り、懸命に訴えた。
あんな拷問のようなお仕置きは二度とごめんだ。
「俺は嘘が大嫌いなんだ。その言葉が本当かどうか、躯を確かめてみないとなっ」
尚哉は由貴の襟元に手をかけると、乱暴にシャツを引き裂いた。
『い、いやっ!』
ブチブチと音を立てて釦が弾け飛び、尚哉の前に露になった柔らかな乳首が怯えたように、きゅっと縮こまる。
尚哉が露になった乳首を指で撫でると、そこに口をつけてきた。
『あぁっ………んっ………』
乳頭をちろちろと舐められて、由貴は細い腰をびくびくと痙攣させた。
「感じやすい躯になったな。ちょっと弄っただけで乳首だけじゃなく、チンポまで勃起させやがって」
尚哉の掌が由貴の楔を、包むようにして触れてくる。
『あっ………!』
すでに硬くなっていたそこは、ビクリと反応を返してきた。
指先で巧みに扱かれるようにされると、先端からトロトロと体液が溢れ出て、尚哉のズボンを濡らしてしまう。
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