アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
冬真side
-
生徒会役員の翔への本音を聞いてから数週間が過ぎた
変化と言えば、俺が風紀委員に入ったことだな
〜生徒会役員と話して数日後〜
いつも通り自分の部屋を出て、教室へ向かう
俺はいつもと変わらない日々を送っていた
だが、いつもと違うことが起きた
昼休み俺の教室に背の小さい子が来て話があるから中庭に来て欲しいと言ってきた
そいつとは面識がない
正直、面倒くさかったが何十分もかかる訳じゃないし、中庭からだと食堂も近い。だから、分かったと俺はそいつについて行った
中庭についたが一向にそいつは話そうとしてこない
と言うか、何故かこいつはここに着いてから顔が青ざめている
かすかにだが少し震えているように見えた
冬「話って何?ってか、お前誰なの?」
?「えっ、あ…僕は楠本 景虎(くすもと かげとら)と言います。」
冬「話は?だから、俺を呼び出したんだろ?」
景「………さ…い」
冬「なんて?ってか、お前大丈夫か?震えてんぞ。顔色も悪いし」
景「…ごめんなさいごめんなさい‼︎早くここから逃げて。僕が呼び出したんじゃないんだ…。早くあいつらが来る前に逃げて」
冬「は?意味分からねぇーんだけど。ってか、俺が逃げたらお前が危険な目に合うんじゃねぇーの」
景「だとしても、僕が悪い。僕があいつらの言いなりになったから色彩君が…。お願い!僕が悪いんだけど、今からでも遅くない。逃げ」
「何逃がそうとしてんの?」
景「ッ⁉︎」
俺の背後から数人の足音が聞こえる
振り返ると、165あるかどうかってくらいの背の低いやつが不良ってやつを3人連れてこちらに歩いて来ていた
冬「お前らなの?俺を楠本使って呼び出したっての」
「だったら、何?」
景「色彩君…」
冬「大丈夫だから黙ってな」
「随分余裕みたいじゃない。いきなり転校して来たと思ったら翔様の幼馴染みですって?ふざけないでよ‼︎幼馴染みだからって翔様にベタベタしないでよ‼︎馴れ馴れしいのよ、あんた!」
冬「は?翔にベタベタするなって…はははっ。悪いな…幼馴染みだし俺にとって翔は特別なんだよ。それに俺は何があっても翔から離れないって決めてんだ」
「翔、翔って翔様のこと呼び捨てにしないでよ!少し顔が良いからってあんたなんかが翔様と一緒なんて…離れないですって?ほんと馴れ馴れしい‼︎もういい!こいつらヤっちゃって‼︎‼︎」
「こいつは随分といい顔してるじゃん」
「でも、こっちは平凡だな」
「まぁ取り敢えず暴れないようにしよーぜ」
「そうだな」
自分では手を下さず、不良を使うってことか
にしても、こいつら気持ち悪りぃな
ニヤニヤして近づいて来やがる
「どうしたの?まさか自分がヤられるって思ってなかったから今になって怖くなっちゃったの?」
冬「……」
「怖くて声も出ないんだ」
冬「怖い?俺が?バカにしてんじゃねぇーよ。ただ呆れて声が出なかっただけだ。はぁ。めんどくせぇな。目立つところ怪我したら翔に心配するだろうなぁ。手っ取り早く終わらせるか…。楠本」
景「なんですか」
冬「俺から離れてな。後、あいつらに掴まらねぇーよーに草むらにでも隠れるかしてろ」
景「わ、分かりました」
さぁ久々に暴れますかね
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
50 / 134