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冬真side
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放課後になった
で、今目の前には東雲が居る
勇「色彩、話とはなんだ?」
冬「あぁ。翔のことだ」
勇「滝咲?」
冬「東雲は翔のこと好きか?」
勇「…好き…か」
冬「…」
勇「俺は翔へのこの気持ちがなんなのか分からないんだ。俺はノーマルなんだ。男が好きって思ったことはない。だが、翔だけは守ってやりたいって思うんだ。翔が素で笑って居られる場所ができたらいいなっt」
冬「素って⁉︎お前…知ってたのか?翔が言ったのか?」
勇「やっぱり演技だったんだな」
冬「はぁ?」
勇「演技だったとかは滝咲本人から聞いてはいない」
冬「ッ⁉︎なら、どうして!」
勇「…俺はたまたま見ただけだ。風紀の仕事で見回りをしていた時に…な。といか、お前は知ってたんだな…さすが幼馴染みってとこか」
冬「…。はぁ、まぁいい。お前はそんな翔についてどう思ってる。本当に守りたいって思ってんのか」
勇「愚問だな。俺は滝咲について何も知らねぇ。滝咲に今まで何があったのか、家族はいるのか、とかそんなことさえ知らねぇ。だがな、あいつだけは笑ってて欲しいんだよ。何があってもあいつだけは…な。それだけはこれから先何があっても変わらないさ」
冬「そうか。俺は翔の幼馴染みだ。だから、翔のことは何でも知ってる。知ってるからこそ、あいつの過去のことを俺が軽々しく口にしていいことじゃない。だけど、あいつはお前や生徒会の皆にちゃんと伝えないといけないと思ってる。だから、翔自身が言うまで待っててやってくれないか。まだ時間がかかるが…あいつを信じてやってくれないか」
勇「俺は初めからそのつもりだ。だから、あいつに演技のことについて全く話してない。俺はあいつを信じてるよ。」
そうか、東雲は翔が演技してるの知ってたのか
けど、翔には伝えることなく今でも待ち続けてる
俺が言わなくても初めからこいつは待つと決めてたのか
ほんとこいつも翔並みの鈍感さだな…
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