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翔side
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はい、今さっきまでの俺を憎みます
希望なんてもん持たなかったらよかったー
俺は最終グループで出場な訳で
必然的に前のグループの人たちが見える訳で
そこまではまだいいよ…
うん。まだ…ね…
でもさ、なんで準備されてる服が全部女物なんだよ!
なに?男の女装なんて見てそんなに嬉しいものなの!
しかも!
準備されてる服装にあったキャラで一言言わないといけないんだよー
はぁ憂鬱だ
まだ他の子達はいいよ
みんな可愛い系とか綺麗系だもん
こんな平々凡々な俺なんか出たらみんな静まり返っちゃうし冷めるの目に見えてるじゃん
?「大丈夫ですか?」
翔「?」
俺が顔を上げると見たことのない子が首を傾げて俺に話しかけていた
翔「だいじょーぶだよー。ありがとー」
?「体調が優れないなら余り無理しないで下さいね。あ、僕は楠本 景虎といいます」
翔「くーちゃんねー!」
景「へ?くーちゃん⁉︎」
翔「そーだよー。楠本だからーくーちゃん!あ、俺は滝咲 翔だよー!くーちゃんのー好きに呼んでくれて構わないからねー」
景「あ、はい。分かりました。では、滝咲さんで」
翔「えー滝咲さんなんてー硬いよー。でも、くーちゃんの呼びやすい呼び方ならーそれでいいやー♪」
景「ありがとうございます。もうすぐですね…。嫌だなぁ。今すぐ誰か代わって欲しいです」
翔「くーちゃんもそー思ってるんだねー」
景「では、滝咲さんもですか?滝咲さん程の容姿の持ち主ならそんなこと思われないんじゃないですか?」
翔「なんでー?こんな平々凡々が出たらーみんな冷めちゃうよー。でも、くーちゃん可愛いからいーじゃん」
景「そ、そんなことないですよ!滝咲さんは本当にき、綺麗です!」
翔「ありがとー」
お世辞でも褒められるのはやっぱり嬉しいな
生徒「では、次のグループ準備をお願いします」
景「あ、僕の番です。それではお先に」
翔「がんばってねー」
楠本いい奴だな
ちょっと勇気貰った
楠本も頑張るんだし俺も頑張らないとな
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