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竜side
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翔が風呂場を使うと言って出て行った
しかも5分くらい待っててくれって言ってだ
色彩は訳も聞かずすぐに風呂場を貸していた
翔の言った意味が分かってるみたいだった
雅「色彩君、先ほど翔と話してた時なのですが5年前にとか言ってましたよね?あれはどういうことなんですか?」
冬「あー、多分俺が今言わなくてもあいつの…翔の口から聞けると思うよ」
雅「そうですか」
雨「ねー翔はなんで風呂場使ってるの?」
冬「それは翔が帰って来たら分かる」
勇「お前、随分落ち着いてるな。翔が姿を出した時とは別人みたいだ」
冬「…翔が決心したって顔してたからだ。俺はあいつの時間は止まったままだと思ってたんだ…けど、少しずつだけど進んでたんだなって思った。それも全てお前らのおかげでだけどな」
雅「私達は特に何もしてないですよ。逆に翔にしてもらった方が大きいです」
冬「それでも確かにあいつを時間を動かし始めたのはみんなのおかげだ。5年前、俺と離れる時の翔の表情は凄く不安そうだった。まぁ…あることがあったからそれが原因ってのもあるんだけどな。でも、転校してきて会った時の翔にはあんまり感じなかったんだ。楽しくやってるのが伝わってきた。でも、あの時の俺は、俺に気を使ってそう言ってると思ったけど、今こうしてみんなのことを知っていくにつれてあれは俺に気を使っていった言葉じゃないって分かったんだ」
竜「そうか…」
こういう時幼馴染みって関係が羨ましく感じる
俺はまだ翔のことを自信持って知ってるって色彩みたいに言えない
だから、翔の一言で翔が何を考えて迷って俺たちに伝えようとしているのかが分かる色彩には敵わないな…って感じる時がある
でも、絶対に俺の手であいつを幸せにしてやりたいって思いがある。それだけは誰にも負けねぇー
と言うか、譲れねぇーんだ
と考えていると扉の開く音がした
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