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翔side
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次の日
俺はトーマと一緒に学校に行った
俺たちが昨日全く話していなかったのにいきなり一緒に来たからだろうけど、凄く見られた
それでも、トーマは何も気にせず俺と話していた
教室に着いてまだホームルームは始まってなかったけどそれぞれの席に座る
すると、俺たちが離れるのを待っていたかのようにトーマの周りには人だかりができていた
俺は1人、席に座り窓の外を眺めていると誰かに肩を叩かれた
俺はびっくりしてそちらに顔を向ける
そこに立っていたのはみんなに囲まれてたはずのトーマだった
俺は不思議に思い頭を傾ける
しかも俺は座ってトーマを見上げているから自然と上目遣いになる
するとトーマの顔がいきなり赤くなった
周りで俺たちのことを見ていたやつも顔を赤くしたり、隣にいた友達に話しかけたりしていた
冬「それは不意打ち過ぎるぞ、翔///」
翔「何が?ってか大丈夫なのかよ。俺のとこ来て。みんなお前と話したいんじゃねーの?」
冬「大丈夫大丈夫!俺が翔と話ししたいって行ったら誰も止めなかったよ」
翔「そうなんだ」
先生「はーい。席つけー」
それからホームルームが始まった
そして、その日の昼休みトーマがトイレに行ってる時クラスメイトの一人が俺の所に来た
「滝咲君、ちょっといいかな?」
翔「大丈夫だよ。どうしたの?」
「ここでは言いにくいから、場所変えてもいい?」
翔「いいよ」
俺とそいつは一緒に屋上に行った
「滝咲君…ごめんね。去年のことなんだけどあれ書いたの滝咲君じゃないの知ってたんだ」
翔「え?なんで」
「僕その日忘れ物しちゃってさ滝咲君が鍵を返した後に鍵を借りて教室に入ったんだ。僕が入った時そんな紙なんてなかったから…ごめんね。本当にごめん。僕があの時滝咲君じゃないって言ってたら良かったんだけど、そうなったら僕が紙を書いたことになってイジメられるかもしれないって思って、僕…言えなかったんだ。僕は自分を守る為に滝咲君のせいにしたんだ。謝っても許されることじゃないんだけど、本当にごめn」
翔「そっか、ありがとう」
「なんでお礼なんて言えるの?僕騙してたんだよ」
翔「んー別に君のせいじゃないしね。それに多分俺も君の立場ならそうしてたかもしれない。確かにみんなにイジメられてやってもないことを好き勝手に言われて凄く辛かったよ。でも、君は今俺に言ってくれたよね。俺がやってないことを僕は知ってるって。俺、嬉しかったんだ。だから…本当にありがとう」
「滝咲君…僕こそありがとう」
翔「よかったら俺と友達にならない?後さ、今更なんだけど名前教えてもらってもいい?」
「うん!僕も友達になりたかったんだ!僕の名前は田中 正臣(たなか まさおみ)」
翔「じゃあ、正臣って呼ぶな。俺のことは好きに呼んでいいよ」
正「分かった。僕は翔君って呼ぶよ。君って付けないと落ち着かないんだよね」
翔「そっか笑よろしくな」
正「こちらこそ」
俺たちは話をしながら教室に戻った
教室に戻るとトーマに何処にいたのかとか凄く聞かれたけど俺は教えなかった
トーマもそれから深くは聞いてこなかった
その日から俺たちは3人で行動するようになった
でも、その1週間後また問題が起こった
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