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翔side
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また数週間が過ぎた時、警察官の方から連絡を受けた
小川を逮捕して少年院に送ったと言っていた
それからは月日が経つのを早く感じた
俺は6年生になった
父さんのお兄さんの新(あらた)さんの家にお世話になることを俺は選んだ
父さんと母さんが守ってくれたこの命を無駄にしちゃいけないって思ったから
きっとトーマの家でいたら俺はずっと甘えてしまう
そんなことしてたら父さん達に怒られちゃうから…
だから、俺は新さんの家に行く
そして、中学校は出雲中学校に行って寮に入って1人で頑張ることを決めた
翔「今までお世話になりました」
「本当にいいの?私たちは迷惑じゃないのに…翔君が居なくなったら寂しくなるわ」
冬「無理…すんなよな。ダメだったらいつでも帰って来いよ」
紺「翔、お前は俺たちの家族だからな」
翔「うん。ありがとう」
俺は新さんの家に向かうため新さんの車に乗り込んだ
俺は車が走り出して角を曲がるまで手を振った
新「慎二が死んだ時に俺が翔を引き取るって言ったんだけど、色彩さん夫婦がそれを許してくれなくてね。私たちが翔君をちゃんと育てる。滝咲さん夫婦と約束したのって言って聞いてくれなかったんだよ。慎二たちもいい人に出会ったよ」
翔「そうだったんですね。俺そんなこと初めて知りました。1年間お世話になってたって言うのに」
新「絶対に言うなって言われてたんだけどね。でも、よかったよ。俺たちも翔のことは育てたかったから」
翔「ありがとうございます。あ、遅くなったんですけど、これからよろしくお願いします」
新「固いよ!そういうところ、慎二に似たんだねw」
翔「そうなんですかね」
新「笑うと舞さん似だ」
翔「俺笑ってましたか?」
新「笑ってたよ」
そっかぁ、俺笑えたんだ
気付かなかった
でも、新さんと話してると父さんや母さんと似てるところとか知れて嬉しいな
新「さぁ、俺の家だ!お帰り翔。よろしくね」
翔「はい!」
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