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翔side
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新さんは学校に行ってなかった俺のために家庭教師をつけてくれた
学校行ってなかった間はトーマや正臣に勉強を教えてもらってたからなんとかなってたんだけど、家庭教師をつけてくれて本当に有難かった
俺が行きたい出雲中学校は頭が良くないと入れないからだ
俺は家庭教師の先生にだけ出雲中学校を受験することを伝えていたから出雲中学校にあったレベルの勉強を教えてくれた
6年生の2月の終わりに
俺は久しぶりに学校に行った
今まで通ってた学校から新さんの家は距離が離れているから車で送ってくれた
みんな俺が来たことに驚いてたけど話しかけてくれたり、今までと変わらないように接してくれた
そして、出雲中学校受験日が過ぎ卒業式も過ぎた
俺は家庭教師の先生のおかげで出雲中学校に合格した
トーマや正臣に出雲中学校に行くことを伝えてなかったから俺は2人に伝えるためトーマの家にお邪魔した
冬「いきなり話があるってどうした?」
翔「俺、春から出雲中学校に通うことになったから」
正「えー!出雲中学校って言ったら凄く頭がいいところだよね!それに絶対寮に入らないといけないし、小学校から大学までエスカレーター制だよね」
翔「うん。それに外出許可を出さないと外出は基本できないよ」
冬「出雲中学校って遠いじゃんか!なんでっ…こっちの学校でまた俺たちと通えばよかったのに!」
翔「それじゃダメなんだよ…ダメなんだ。俺が…俺がここに居ると俺自身がみんなに甘えてしまう」
冬「甘えていいn」
翔「甘えていいんだって言ってくれるのは凄く嬉しいよ。でもね、いい加減父さんと母さんが守ってくれたこの命を大切にしてちゃんと立派になったって姿見せたいんだよ。俺1人でも大丈夫だったよって…言いたいんだ。父さんと母さんに」
冬・正「……」
翔「それにね、少しの間だけど学校に通ってみんなと過ごして凄く楽しかった。みんなのおかげで俺は少しずつ笑えてるって思うようになれたんだ。だから、俺のわがまま聞いてくれないかな。頑張れよって見送って欲しい。止められたら俺の気持ち揺らいじゃうから…お願い」
冬「はぁ…分かったよ。頑張って来い。でも、1つだけ言っておくよ。俺たち3人はどんなに離れてても親友でずっとお前の隣でいるから1人じゃないからな。俺は1人だって考えなんなよな」
正「うん。人は絶対に1人では生きていけないんだからさ、頼ってね!僕も2人を頼るからね!翔君、頑張ってね」
翔「ありがとう…ありがとう2人とも」
それから春が来て出雲中学校に入学した
〜回想終了〜
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