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何も考えられない。
ただ、感じているだけ。
「ねぇ、もう前凄いことになっちゃってるけど。
いつも険しい顔してるくせに、今は溶けてんじゃん。」
クスクス、と若干見下したような笑い声を漏らすソイツ。
いつもならキレているかもしれないが、今はその小馬鹿にしたような視線も、俺を興奮させる材料でしかない。
少し前まで色んなことを考えていた。
目の前にいる、俺を犯すこの男は誰か。
どんな人間で、何を思ってこの行為を俺と致しているのか。
そもそも、何故俺は名前しか知らない相手と身体を重ねているのか。
疑問は他にもたくさんあるけれど、我慢の限界が近づいていて、頭の中が白くなってくる。
もう、いい。お前の情報なんて興味ない。
もうどうでもいいから、快楽だけを追求したい。
「……ね...おねがっぁぁ……も、と...っと……して…ぇ……あぁっ……そこ……ぃ、まのッ……!」
「えー、もう出したいの?俺まだ足りないんだけど。もう少し我慢しとけよ。」
「……っむり...ぃぃっ……ぁあっ、や、め……焦らす…の……ぁ、ぁ、や……だぁ……ハァッ」
「……チッ、締めてんじゃねーよ淫乱。」
「…ぁ……っァああ…だめ、も…や……っひィぁぁっ……ん、ん、イッちゃ、ッ……んぁああッ」
俺の穴の収縮が一層激しくなったせいか、相手の綺麗な形をした眉が中央に寄る。
それと同時に腰の動きも早くなって、俺の少し後にソイツも中で果てた。
身体の疲労に勝てなかった俺は、襲ってくる睡魔と戦おうとはしなかった。
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