アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
50
-
お互い探り探りだから、途中途中に変な間が生まれる。
「……酔ってたら、嫌いな奴とでも平気でああいうことするのかよ。」
しない。するわけない。
「別に嫌いじゃ……。そんなこと言われても、殆ど記憶無いから分かんねーし。」
「…次の日の朝、あんなに照れてたのに?覚えてないとか嘘つくんだ。」
「っ、だから嘘じゃねーよ!曖昧だって言ってんだ!」
「……。素直じゃないよね、荒太って。」
「……は?」
「これまではさぁ、お前の気持ちがよく分かんなくて、なんで避けられてんのって思ってたけど。」
「だから、それは」
「誤魔化そうとしても無駄。顔とか雰囲気から色々ダダ漏れなんですけど。」
え、え、嘘、バレてんの?色々と。
必死で怒ってるような、睨んでるような顔作ってたのに。なんでそんなに自信満々なんだよ。
ヨウってエスパーだったりすんのか。
「俺に触ってる時は幸せそうな顔してるし、触られてる時はとろん、とした顔してるし。…俺のこと好きでしょ?」
「……そんなの有り得ねー。お前なんか嫌いだよ。」
「……さっき、別に嫌いじゃないって言いかけてたのに?」
何やってんだよ俺……。ほんとに全然隠せてねえじゃん。
「……とにかく、俺はお前のことなんか好きじゃな」
「俺は好き。」
「………………え?」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
50 / 112