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それから、ヨウの後にシャワーを借りて、ついでにスウェットも借りて、リビングへ戻った。
「じゃあ寝るか。」
パソコンを触っていたヨウが言う。え、一緒に寝んの……?
いや、まさか。俺ソファー借りてもいいかな。
そんな戸惑いなんて無視して、ヨウは俺の手を引いた。
着いた先はやはりベッドの前。うわー……なんか、ソワソワする……。
「何してんだよ、さっさと布団に入んねーと熱引かねぇぞ。」
「……い、一緒に寝んのかよ。」
「……。むしろ別々に寝るつもりだったのかよ。」
ヨウは何を言っているんだ?普通別々に寝るだろ。
これは俺がオカシイのか。そうなのか?
少し不機嫌になったヨウに促され、同じベッドに入ってみる。
……いや、これ、相当緊張するんですが。
俺らみたいな曖昧な関係で、こんな、まるで、恋人同士がするようなことすんの?
ヨウは平然と寝転んでいて、これが当たり前のことのような振る舞いだ。
「明日、何時に起きる?」
「……八時。」
「了解。おやすみ。」
わっ
キザ野郎かよコイツ……。
ヨウは俺の後頭部に手を回し、優しく撫でた後に、おでこに口付けてきた。
女のような扱いをされている自分が、なんだかもどかしかった。
「……………おやすみ。」
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