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「荒太、俺がいないところで酔うの禁止な。ほんとは酒飲むなって言いたいけど。」
「…俺って酔ったらそんなに酷い?」
「………」
なんだこの沈黙は。酷いならハッキリそう言え。
そこまで酒は弱くない…と思ってるし、酔うとテンションは高くなるけど……
ヨウと飲んだ時、周りに見せられない程恥ずかしいことをしたのだろうか。
…え、ちょっと待て全然覚えてないぞ。なにしたんだ俺。待て待て待て。
「ヨウ?なあ、俺何か変なことした…?」
「いや…変っつーか…無防備すぎるっつーか…かわいいんだよ…かわいかったなー……。」
「なんて言ってんの?」
俺の問いに答える気があるのかないのか、ヨウはブツブツと何かを口の中で呟いている。聞き取ろうとしたけど全く分からない。
「とにかく禁止!…荒太な、自分じゃ覚えてねぇかもしれねーけど、マジでヤバイからな。俺以外の奴が見たらドン引くからな。だから止めとけ。」
「え…わかった、わかったけど俺何したんだ?!」
ヨウが今までにないってくらい真剣な顔でそう言うもんだから、俺は冷や汗が止まらない。
あ、でも俺以外のやつがってことは、ヨウはそれを見ても引かないでくれてるってことだよな。ちょっと嬉しい。
何をしたか教えろとしつこく付きまとってあると、ヨウから反撃を食らった。
「そんなことどうでもいい。こっちの方が重要だよな?」
「なっ」
すっかりいつもの調子に戻ってしまったヨウは、スルリと股間を撫でてきた。
さっき触られて微妙な気分にはなっていたけど…。
でもそれより俺は今、あの時何をしたのか知りたいんだ!!!!
「ちょっと待て、先に話を終わらせてからだ!」
「話なら終わっただろ。」
「ちょっ、待てって」
俺が言うことなんて全く無視して、肌蹴たシャツから覗く俺の乳首をキュッと摘んだヨウ。
コイツ……流されないからな!!
「教えてくれるまでシない!金輪際!二度と!ヤらねぇぞ!」
「………わかったわかった、今度飲みに行ったらムービーでもとっといてやるからその時な。」
なんだこの顔。
少しの間黙ったから、ちょっとは俺の攻撃が効いたと思ったのに。その後すげぇ性格悪そうな笑い方して、ムービーを撮ってやるとか言い出した。
正直嫌な予感しかない。…墓穴掘ったか?俺……。
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