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恋可能
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何あれ!
あんな対応じゃ、いくらデカチンでもセフレにすらなれないよ。
ムカついてムカついて、ベッドの上でバタバタしていると、ふとさっきの気持ちを思い出した。
何であんなにドキドキしたんだろ…
今でも、ちょっぴりドキドキしてる。
だめだ…弓月に電話してみようかな
腐っても幼馴染みだし、どうにかしてくれるかもしれない。
電話を掛けると、暫くしてからやっと弓月が出た。
『何?僕忙しいんだけど』
とか言いつつ、律儀に電話に出る弓月はなんだかんだ優しいと思う。
まあ長い付き合いだし、それなり弓月のこと知ってるけど。
「ねえ、このドキドキ何だと思う?」
『…やっぱり切っていい?』
前言撤回。
弓月は冷たい。
「なんか…苦しいんだけど、楽しいような…なんだろと思ってねえ」
『へえ…僕は自分で言っときながら信じらんないけど、恋したんじゃない』
恋…?
「これが…恋っていうやつなの?」
『知らないけど、勉強したいから切るよ』
そう言い放った弓月は慈悲も無く、電話を切ってしまった。
…ふーん…
恋、か。
僕にも恋なんてできたんだ…
そんなことに驚く僕。
ビッチと言われる僕だけど、今まで恋愛というものをしたことがなかった。
珠洲未くん…
あ、なんか珠洲未くんのことを考えていたらムラムラしてきた。
珠洲未くん、カッコよかったな
僕の誘惑にすら落ちなかった、あの強い意志を持つ珠洲未くんの瞳と目が合ったとき、僕は心を持って行かれてしまったのだ。
やばい、珠洲未くんを僕のものにしたい。
ふふ、がんばって落としてやる…
で、セフレとかじゃなくて僕の彼氏になってもらうんだ♪
それって、とっても良い感じだと思う。
無意識に笑いが漏れる。
うん、弓月も頑張ってるみたいだし僕も頑張らなくちゃね…
こらから僕なりに、頑張ってアピールしよっかなあ…
珠洲未くん、覚悟してね♡
‘‘fin’’
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