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「バカにしてんじゃなくて可愛がってやってんだけど?」
「……は?」
タバコを指に挟んだままのリカちゃんが、ゆっくり近づいてくる。
そして、空いている左手で俺の腰を素早く引き寄せた。
「昨日も優しーく何度も可愛がってやっただろ?」
「……ッ!」
「今朝、着替える時に見えたんだけど…俺の肩すげぇ引っ掻き傷ついてんの。そんなに快かったんだ?」
思い出すのは昨夜の熱い情事。
何度も奥を突かれ、何度もやめてってお願いしたのに許してもらえなかった。
俺の名前を呼ぶ掠れた声と肌を這う熱い舌の感触。
その全てがリアルに蘇ってくる。
「学校でまで欲情してんじゃねぇよ」
「ッ、誰の、せいだと…!!」
「こういう時はどうするんだっけ?」
ズルい。ズルい。ズルい。
こんなに追い詰めて逃げ道を無くして、そうしてやっと手を伸ばしてくるなんて。
「…リカちゃんを頂戴」
唇を噛み、羞恥に耐えながらも絞り出した言葉に意地悪な先生は満足そうに頷く。
「しゃあねぇな。ちゃんと声抑えていい子にしてろよ」
火種を消すより早く降ってくるキスの嵐に俺はそっと目を閉じた。
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