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「それにしても…まさかお前がそこまでするとは」
「本当に。リカが誰かに膝枕なんて考えられないわ」
「うっせぇ」
リカちゃんが少し身じろぐのを感じる。しばらくしてタバコの匂いが俺の鼻を掠めた。
「ウサギちゃん…いい子ね」
「あぁ。星一と違って素直な子だ」
「まぁな。一緒にいて飽きない」
自分の話題になってドキドキする。
完全に目は覚めてるけれど起きるタイミングがわからない。
「そんな事言って…本当はベタベタに甘やかせてあげたいくせに。素直じゃないんだから」
桃ちゃんの言葉にリカちゃんはなんて答えるんだろう。
その言葉が気になって仕方ない。
「……こんなにハマると思わなかった。10歳も年下の高校生に夢中になるなんて情けねぇよな」
優しく甘い声。
「大事すぎて首輪でも付けたいぐらいだ」
「重症ね」
「リカならしかねないな」
「お前ら俺をなんだと思ってんだよ」
3人の言葉が遠くなってゆく。
もう俺の心の中はリカちゃんで一杯だ。
残り1週間。
俺は、気持ちをリカちゃんに伝えようと決めた。
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