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97.お腹いっぱい (R18)
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諦めれば落ちるのは早くて、俺の身体はすごく素直に反応する。まだ全然時間が経ってないのに、何をされても気持ち良いとしか思えない状態になった。
「あっ、やぁ……や、きもちいっ、いい」
ぴくん、ぴくんと腰が跳ねれば咥えられたモノが、もっと奥へと入る。けれどリカちゃんは苦しいなんて一切言わず、喉の奥で俺を締めつけてくれ、それがまた堪らなくて。
イッてなくても、イッてるような気がする。出てるのか出てないのかもわからないぐらい気持ちいいのが続いて、気持ちよくないことなんか1つもない。
「ああっ……リカちゃんイク、いっ、イ……っくぅ」
「慧君。さっきから……ン、ずっとだけど、大丈夫?」
「やだっ!やだ……もう、出したいっ……イきたい」
「素直な慧君は可愛すぎて……いいよ、今日は好きなだけ出して」
俺が出すって言うよりは、出させてもらったに近いけれど。射精を促すように裏筋を辿られ、上下の唇で甘噛みされれば簡単に達してしまう。
あまりにも呆気なくて、自分が怖いぐらいだ。
「あっ、イ……んあっ、あっ、ァ──」
「やば…………あんなに出したのに、まだ濃い」
もう何度出したかわからない。それなのにまだ出るんだから、自分で自分が怖くなる。
「慧君、ほら見て」
俺のモノから口を離したリカちゃんが、喋り辛そうに言ってからそれを開く。すると舌の上に、俺の吐き出した精液が溜まっていた。
右に左に、わざと舌を動かすリカちゃん。
赤い色の上に乗せられた白いソレが、ゆらゆら揺れて踊る。
「ん……慧君の精液。飲む?」
いくら量が少ないとは言え、器用なやつだ。俺なら……いや、そもそも俺なら口に出されたやつなんて、すぐに吐き出すけど。
それなのにリカちゃんの顔には嫌悪はなかった。
行儀が悪くて、頭のおかしなその行動を、心から楽しんでいるみたいだった。
「絶対に要らない!早く吐け!!」
自分の精液なんて見たくもない。それなのにリカちゃんは俺に見せつけながら、とろとろと舌の上を滑らせて笑う。
そして口を閉ざし、静かに飲み込んだ。
「冗談。慧君のモノを俺が手放すわけがない」
「……お前、本気で気色わりぃ」
それ以外言いようがなくて、言う気力もなくて。正真正銘、どこにも力が入らなかった。いくら何でも限度ってものがあるらしい。気持ちイイことも、ほどほどにってやつ。
「なんか……すっげぇ疲れた」
意識せず口に出してしまった俺に、親指の腹で唇の汚れを拭っていたリカちゃんが応える。
「これだけ出せば疲れて当然。眠たくなった?」
「なったなった。なったけど……どうせ寝かせてくれないんだろ」
まだ服すら脱いでいないリカちゃん。俺がどれだけイッてようと、そんなのは関係ない。どうせ今回も腰が立たなくなるまでヤられるんだろう。
それをわかっていても求めたのは、俺自身だ。
もちろん。当然。ちょっと捻って「よくわかってるね慧君」だろうか。返ってきそうな台詞の候補を挙げてみる。
するとリカちゃんが俺に告げたのは、俺の考えた中にはない一言だった。
「慧君。今日はもう休んで、明日に備えて」
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